自然美の国 クロアチア 3

ザダルのアパートをレンタカーで出発。向かう先はプリトヴィツェ湖群国立公園。

この国立公園は世界遺産にも登録されているところで、年を追うごとに観光客が増えていて年間に100万人。クロアチアで1番の観光地なんですよね。

なぜ、ここがこんなに人気かというと湖の色がものすごくきれいで、しかも透明度が半端ないんです。海の色とも言わない不思議な色なんですよね。

この写真、右上を見てもらうとわかるように、かなりの霧で曇り空の日なんですよね。それなのにこの水の色。もちろん、これはこの公園の一部でしかなくて、もう数えられないような滝があちらこちらで見られます。

この国立公園、世界遺産ですが、ある時期には危機遺産リストに載っていた時もあったんですよ。クロアチアは元はユーゴスラビアの一部で、90年代にクロアチア紛争(クロアチアの独立)があったんですよね。その最初の武力衝突が、実はこの公園。だからその時に軍隊が入って損害を被ったり、地雷がかなり多く埋められたりと大変だったようです。戦後の頃には、”地雷に注意”の看板もあったらしいですよ。もちろん、今はリストからも外れ安全な観光地です。

僕とユリ君。人混みが好きじゃないし、せっかくだからハイキングを満喫したい。それだったら、大勢の観光客がいる湖は後回しにして湖を越えてある山を巡るハイキングコースをチョイス。(24kmほど)

観光案内のおばちゃんに行き方を聞くと。”今日はダメ。”(僕の個人的な感想ですが、クロアチアではサービス業の人基本的に愛想なく、ぶっきらぼうに言われます。)”それは昨日雨がたくさん降ったからかなー?”って僕が聞き返したんですが、無視され何やら地図に印をつけて、終了。”ダメ”って言われたけど、道順は教えてくれたので、”あとはお前ら次第だ。”っていうことかなと理解し、ハイキング開始。

このようなハイキングコース。木にマークされた道しるべを辿ります。ユリアンの左にあるのは巨大な石。こんな石の塔が至る所にあるんですよね。白い色でまるで大理石のよう。アドレア海の反対側のイタリアには大理石の産地が多いからもしかしたら似たような地質なのかもしれませんね。

このような巨木が山のように、そしてドイツの森にいたような鳥たちや蝶々はそこまで多くいませんでした。静かな森の生活、それがぴったり。

森を抜けて突然開けた景色が。すると降り始めた雨。ちょうど良いタイミングで山小屋(無人ですが)があったので、そこの軒が大きくせり出していて、その下にベンチがあったのでそこでお昼休み。時に激しく降る雨に、これからどうしようと話すも、どちらにしてもほとんど半分のところまで来ているので続行することに。(実はユリ君が貸してくれたレインジャケット、僕がイギリスに忘れてきちゃったんですよね。夏服ばっかしか考えてなくて。)

こんな風な景色も素敵ですよね。雨は大変だったけど、この写真が撮れて僕は満足なんですけどね。

雨が小康状態になったところで1番の難所に。これが恐ろしいほどの急勾配で自分の頭が地面につくのではないかというほどの前傾姿勢で頂上に。

そこからは下りで、天気も少し晴れたり雨だったりと面白いお天気で、それはそれで楽しかったんですが、一番良かったのがこの6時間ほどのハイキングで誰一人にもすれ違わなかったこと。世界に僕たち二人だけのような気分になって、ロビンソンクルーソーのような気持ちでのハイキングは特別でした。

疲れた体で家に帰り着いて、ぐっすりと就寝。次の日は湖畔巡り。何事も体力勝負ですからね。

 

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