どうにかして抜け出したい

寒さが増しているドイツ今日は最高気温が5度。週末には最低マイナス2度、最高零度とかなりの寒波が来るようで、暖かくしておかないとなって思っています。けど、寒いのも仕方がないのかもね。だって、もう師走も半ば。今年も残りあと半月しかないということですもんね。冬の寒さが増しても仕方がないよね。うん。そう思って割り切って寒さを楽しもっと。

ただもう少しだけ日没が遅くなればなって思いはぬぐい切れないんですけれどね。だって、今日は午後4時11分が日没だって。早い。確かにもう外は薄暗い。日の出が8時40分だから太陽が空に出ている時間は7時間半しかないのか。しょうがない。冬だもんね。うん。しかもあと1週間ちょっとすれば冬至だし。そこからはまた、日照時間が伸びてくる。辛抱だ!!

さてさて、そんな冬の日々に取りつかれているのが悪夢。また来ちゃいました、この悪夢が連続する日々が。

今日で3日目なのですが、起きて、「あー。よかった、夢だったんだ。」って思う安堵感と、疲労感に不快感が残って何となくスッキリできない朝を迎えています。早く悪夢習慣が終わってくれないかな。。。。

悪夢と言ってもお化けが出てくるとかではないのですが、なんとなく精神的に疲れる夢が多いんですよね。もちろん、夢からの経験で学べることもあって、「こんなことは現実の世界ではしてはいけないな。」って思えるのはこの悪夢の利点かな。

今回はまあ、2本立ての日があって。その夢の感情の浮き沈みたるや、ジェットコースターでした。

この2本仕立て。似ている夢だと、なんとなく疲れも少ないんですよね。同じような感情の揺さぶりだから。だけど今回の2本立ては全く違った感情を揺さぶられる夢でうろたえました。

最初に見たのは、僕の父方の祖母が今まさに死のうとしている場面。

病院かどこかなのか、見慣れないベッドに寝ている祖母。周りには家族はおらず僕だけ。その祖母の表情からも、そろそろ天国へと旅立つんだなって言うのが感じられます。「ちょっと、みんなを探してくるね。」と離れようとする僕を引き留める祖母。「もう、間に合わないから。いいの。あなたがいればいい。」その言葉で、祖母を今から失うんだなと心に響いて、ふと振り返るの人が数人が見えます。「すいません、助けてくれませんか、祖母が死にそうなんです。」というとその人たち色を持っていないんです。灰色って言うのかな、周りはカラーなのに彼らだけが色がなくて僕の声も聞こえないのか、背を丸めてお弁当を食べているだけ。祖母の手が僕の肩へと延びて僕の両肩をつかみます。祖母の周りに流れる色が見えます、祖母が来ていた着物の柄の赤と桃色の間の暖色と、若緑の淡い緑色。その色が祖母の周りを包んでいて、僕が口にできる言葉は、「まだ、だめだよ。いかないで。」けれど、その色の流れは増すばかりで、もう駄目だなってわかって「今までありがとう。」って言うことができたと同時に祖母の首がガクッと落ちました。そこからは祖母の体に抱き着いて泣き出す僕。自分の鳴き声で目が覚めました。

身近な人の死を夢で見るのは初めてではないのですが、いつまで経っても慣れません。この日はユリ君の両親の家にいたので、部屋は一緒だけど部屋の両端に置かれたシングルベッドにそれぞれが寝ているのでユリ君に助けを求められないもどかしさ。それから1時間ほど眠れなくて、どれでやっと眠れた時に見た夢がまた、不思議な夢で。

町の中を歩いている僕。国はどこだろう、日本ではなくてヨーロッパ。そして、向こうから来た人が僕の体に当たってくるんです。避けようとしてもわざと体を当ててくるみたいな感じで。その後は何もなかったように歩いていくぶつかってきた男。そこで僕は気が付きました、後ろポケットに入っているはずの財布と携帯がないことに。

一気にそのぶつかって来た男へと走り寄って、首の横を思いっきり叩いたら。なんと、その人、死んでしまうんです。「あー。殺す予定じゃなかったのにな。こっちが今まで被害者だったのにこの状況だと、僕が加害者だよな。」って僕の頭が思っているんです。

それで驚いたのが次の僕の中に浮かんだ考え。「これで人を殺したの3人目か。ってことは僕は連続殺人鬼とでも呼ばれるのかなー。」ってこと。自分で思いながらその考えにびっくりする僕。3人殺して、しかも罪悪感もなし。「証拠を隠滅しなきゃな。」って死体を運び、その殺してしまった人の身元ににつながる物を抹消していくところで目が覚めました。

ね、なんとも不思議な夢でしょう。一方の夢ではかなり繊細な人間感があるのに、もう一つはロボットのような思考。起きてかなりの疲労感に包まれたことは言うまでもありません。

今日はゆっくりと幸せな夢が見れるといいなー。

夢から得る経験値

水曜日の静かな夜を迎えているドイツ北西部。夏至も終わって毎日の日照時間が当時迄短くなるわけですが、今午後10時15分。空はまだ青く、西の空はもう少しで日の入りのようで青を混ぜたオレンジ色をしています。そう、ヨーロッパの夏は夜遅くまで明るいんです。言葉で書くと何ともないっかもしれないけれど、日本の人はこの明るさには正直びっくりすると思います、寝れないくらいに明るいので。

ユリ君の出張も中場。今日はセミナーが主催する夜のショーに出かけるのだとか。このセミナー、昼間はもちろん勉強会なのですが夕方から観光船で川下りとか、今日のようにショーの観劇だとか催し物も多いんですね。仕事だけじゃないので、それも楽しそう。

僕は学校から帰ってドイツ語の勉強をして、筋トレ、庭の植物に水やりをして夕食に。今日はひとりでチーズフォンデュ。え!!夏に!!って思われそうですが。実は今日の学校帰りに食料品を買いにスーパーに行ったら、チーズフォンデュのパックが10円で売られていたんです。そう、10円。もともと在庫が多いか何かで安売りになっていたんですよね、それの中の数個が明日賞味期限が切れるので10円ほどの値段で売られていたというわけ。これで夕飯は決まり。

ただ家に帰ってもチーズフォンデュセットが見つからない。仕方がないのでコンロを弱火にしてコンロ脇で一人でチーズフォンデュを楽しみました。

その後、グレーズアナトミーを見て今このブログを書いていて、買い上げたらベットへと行く予定です。

寝ることで思い出したのが、昨日の夢。朝4時ごろの夢。僕は夢を毎日のように見るのですが、なんとなく現実味を帯びた悪夢っていうのが多いんですよね。けど、悪いことでもなくて人生を疑似体験できるから悪くないかもなって最近は思えます。

昨日の夢も興味深かったんですよね。上手く説明できるかわからないのですが。

僕は夢の中である建物の中にいます。天井が高くて、全体的には暗いんですよね。黒いのの壁で証明もあまりなくて、スポットライトのような明かりが何個かあり、かなり近代的な仕様の建物。その部屋というか、ホールには10-15人の人がいて中には子供も。その子供は男の子で、ここは空気の循環が地下の装置で入れ替えになっているので汚染された空気は入ってこないんだよ、よというのです。そう、どうやら僕たちは空気が汚染させた、または空気を介して感染する病気が存在する世界にいるようでその空気に触れると杉生に死ぬわけではないのですが、いずれは死んでしまうというもの。そして僕たちはうまく生き延びて、この部屋へとたどり着いたとうわけ。

ホールは数か所の扉がありますが完全に扉が閉じられ、光も入ってこないほどの密閉具合。

すると、とんとんとドアをたたく音。そこでよみがえる記憶。そうだ、僕たちは自分たちの仲間をおいて、先にここへと向かってきたんだ。あれは仲間たちでここへと入りたがっているんだ。そして彼らはどうやらそのウィルスに感染したようで、体に赤いぶつぶつができているという叫び声がするんです。このまま彼らが中に入ってくれば僕たちは確実に観戦して死を迎える。

皆が自分の近くの扉へと近寄ってドアノブをしっかりと引き開けれないようにします。もちろん僕も。

ドアのノブをしっかりと持ちながらある考えが。このホールには食べ物も何もない、だとすると僕たちはいずれ飢えで死んでしまう、または地下の空気清浄機が何らかの異変を起こしたらここの空気もウィルスが入り込んで死んでしまう。つまりは僕たちは死ぬ運命であり、それが遅いか早いかの問題でしかないのだ。そう思うと、ふっと気持ちが軽くなって、今まで自分の仲間だった人が外にいてそれを妨害している自分が小さく思えて。そしてドアを開けることにするんです。

そこには体のあちこちに小さな赤い斑点をつけた自分の仲間が。そこからは死の恐怖はなくて、バーカウンターに座って今まで思っていたことや、誤解していたことを話してお互いを分かり合う、そこで僕の夢は覚めました。

面白いでしょ。確かに自分を主観的でしか見れないと、自分に害を加えるものは見方でも悪と決めつけてしまいそうですが、少し客観的に自分を見て、またその周りの状況を見るとそこには違った答えがあるということ。

夢は本当に僕に色々な経験をさせてくれるし、いろいろなことを気づかせてくれて重宝してます。

さて、今夜はいったいどんな夢を見るのかな?

 

夢を見るという事の利益って

素敵な朝焼けを見ながら迎えたので、気持ちもいいですね。久しぶりに空が色々な色のグラデーションになっている空を見たなっておもいます。しかもね、運河にもその色合いがきれいに映っていて。こういうときって、”あー。早起きしてよかったな。”って思える瞬間ですよね。

あまりにもきれいだったので写真に収めたほど。

こんな朝が毎日だったらいいのになって思うけど、毎日同じようだったらいつの間にか飽きてしまうのだろうから、たまにぐらいがいいのかもしれませんね。

皆さんって夢みますか?ミニちゃんはほとんど見ないって言っていて、ユリ君は時々見るけど内容は忘れてることが多いなっていう感じなんですけど。僕は毎日夢を見て、しっかりと覚えているんですよね。夢と言うよりかはもう一つの世界で過ごして帰ってきたような感じかな。なので夢から覚めて疲れてるとか、”夢で良かった。”って言うことが多いんです。

このブログを長年読んでくれている人はご存知のようにかなりの頻度で悪夢を見るんですよね、毎日、毎日。たぶん20歳ぐらいから始まったんでもう長い事のお付き合いです。だからか、あんまり大した夢では怖くないこともなくなってきたし、途中で”これは夢だ。”って気が付くのでその時は起きればいいのでどうにかこうにか折り合いをつけてはいます。

夢って不思議な場所だったり、人だったり物語だったりするでしょ?つじつまが合わないけど、夢の中では理解しているみたいな。僕もそれはよくあるんですが、よく考えると夢で疑似体験出来てよかったってことありません?僕の場合は、楽しかったというよりも、これ現実でなくてよかった。本当だったからこんな感じで苦しむのかなって夢。

ある夢はこんな感じでした。

夢の中で僕は眠っていて、朝の光を感じて起き上がると隣に人が寝ているんですよね。あれ、ユリ君まだ寝てるんだと思って顔を除くと、全くの他人。ただ、何となく見覚えがある気もする顔。よく考えたら、昨日どこかであった人じゃないかな、、、。しかも裸で寝てるって、、、、何かあったかな、あった気もする。どうしよう、、、、。浮気したんだなー。しかもそんなにタイプでない人と浮気しなくてもいいじゃん、自分。なんて自責の念にかられて、どうしようってうろたえる夢。

戦争で敵から逃げている最中で、持っている武器はナイフ。霧が深い中を逃げていると突然に人影が怖くなってその人影めがけてナイフをかざすと自分の知っている人で、刺さる寸前で夢が覚めたり。

車の運転免許も持っていない僕ですが、夢の中では運転しなくちゃいけなくて見様見真似でやってみると動き出す車。そのまま快調に走るのですが、右折の仕方と、対向車の車とのタイミングがわからず運転中にパニックになる頭を必死で鎮静化させる夢とか。

ね、現実だったら大変なことだけど夢だったら、”そっか、こんな状況で僕はこんな風に感情が乱れるのか。”とか、”これが現実に起こらないように気をつけなくちゃな。”とか、起きてから考えられるので悪夢も悪いことだらけじゃないなって最近は思えるようになりました。

皆さんはどうです?変にリアルな夢って時々ありますよね。

 

 

最後の瞬間にもし、、、

木曜日の夜。あともうすこしで週末ですね。待ちきれなくて、ちょっと強めのお酒で。ウォッカ、レモン、バーモスとブルーベリーとチェリーのジュースを氷で割ったカクテルで素敵な週末のお祝いをしている僕。来週は職場のマネージャーが2週間ほどホリデーなので、僕がお店のマネージメントをするので頑張らないと。それもありの、早めの週末の始まりです。(明日はもちろん、仕事なんですけどね。)

少し前の記事で、”僕はよく悪夢を見る。”ってかいたのですが、最近見たのがちょっと新鮮で、おすそ分け。

悪夢をおすそ分けっていうのもなんですが、何か妙に考えさせられる夢だったんですよね。

安楽死、ご存知ですか?末期の癌患者の人など、もう治る見込みがなく、これからは苦しみの果てに死しかない。そんな状態の人に、安らかな死を選択するもの。スイスではかなり昔から、世界でもベルギー、オランダ、アメリカ数州では合法化せれているこのシステム。

イギリスでは違法なので、出来ないのですが。時に新聞の記事に、安楽死を求めて合法の国に行って、最後の晩餐を家族としてその後眠るように亡くなったという記事とかが出ることがるんですよね。尊厳死ってったりもするようで。苦しみもがきながら、最後を迎えるより自分の好きな人に囲まれて自分のしっかりとした意識のまま死んでいきたい。確かに僕も理解できるなって思える尊厳死。

この前見た夢は、ベッドに横たわる僕。そして、ベッドの隣にいるのはお医者さん。その時点でわかっているのは、”僕はこれから苦しみを味わうしかない人生なんだ。それならば、その前に幕を下ろそう。”という思い。

そして僕の腕に注射される眠りを誘導し、僕を死へと導いてくれる薬品。

少しずつ眠りにが訪れて瞼が重くなってくる自分。そして不意にある感情が僕に去来する、”本当にやりたいこと全部したのかな。最後にもう少し会いたい人はいなかったっけ。あれ、今死ねるのかな?後悔はないのかな!”って焦って思っている感情とは裏腹に少しづつ死の眠りへと落ちていく僕。

そこで目が覚めたんですよね。けど、目が覚めたらベッドの上なので、その後の数分間、自分が死んでいくのか、どれが現実で夢なのか区別がつかなくてもの凄く狼狽えてしまいました。

これは夢としては怖いけど、このような思いがもしかしたら安楽死の時によぎるのかなって経験を出来たことは良かったなって思います。

人生悔いのないように生きていかなければなりませんね。悪夢は時に人生の教訓だなって思ってます。そうすると、少し悪夢も愛らしく思えるので。

夢の記憶

曇り空の日曜日。電車に乗ってロンドンへ行く電車ではなく、反対側へと向かう電車に乗って降りた駅はKちゃんとA君の新居がある町。

これでこの町を訪れるのは2回目。静かな町中を通って彼らの家に。前回、訪れた時には家を購入したばっかりで殆ど家具がなかった家の中が、今回は明らかに生活感がある素敵な空間に仕上がっていました。

それからミニとマーロン君も参加して5人でレストランへ。皆でトルコ料理店で美味しい物とワインをシェアして大満足。それからKちゃんとA君の家でゆったりとした時間を。最初は庭で静かな時間を過ごして、リビングに移ってEU離脱の話でかなり盛り上がり、その後地下に移動して音楽を聴きながら5人で踊り狂って気がついたら夜の9時半。

少し酔った頭で夜道を帰っていたら、朝方みた夢の記憶が蘇って来て何となく寂しくなってしまって。ちょっとだけ視野がボケちゃった、そんな帰り道。

朝方に見た夢。

小さな犬が僕の前を歩いていて、”助けなきゃ。”って思いがあって一生懸命に犬との距離を縮めて助けようってするんだけどあと少しって所で犬が突然倒れて死んでしまうんですよね。すると、また最初に戻るんです。けどね、ちょっと時間の流れがスローに。”これなら救えるかも。”と思うんだけど結局、死んでしまう犬。これが2回程繰り返されて、段々遅くなってくる時間の流れで実は犬をもの凄い速さで殺す人間がいた事を発見した自分。

”よし、アイツを殺してしまえば、あの犬が救われるんだ。”

そう思って素早く動く黒い影の人間に近付いて持っていたナイフでその影に向かって刃物を突き立てる僕。するとその影の頭が僕の方に向いて目が合う瞬間。

その影が実は自分自身であり、その驚きと衝撃。

夢はそこで覚めて、呼吸が荒くて心拍数が高く自分がベッドの上に。

今夜は一体どんな夢を見るのでしょうね。