グラスゴーで撮影を

今日は仕事は休みだったのですが、いつも通りに起きて歯医者さんに予約の電話を。実はスコットランドから帰ってくる車内でグミを食べていたんですが、変な金属の破片が、、、。よく見ると、銀の詰め物が取れているではないですか、、、。25年くらいの間僕の葉を埋めていてくれたので、もしかしたら寿命だったのかもしれません。車内でどうにか戻らないかなってしたら、また元の場所にきっちりと戻ったので今の所はそれで良しとしています。

歯医者さんの予約、これがね人気の歯医者さんで。僕が全信頼を置くラッセル先生は特に人気で、5月の終わりまでは予約一杯。なので、他の先生に来週の木曜日に詰めてもらうことにしました。ものすごい出費にならないといいのですが、、、。

さて、話を今週初めに行ったスコットランドでの撮影に移しましょう。今回はスコットランドの第2の都市であるグラスゴーでの撮影でした。実はイギリスにもうすぐで11年になるのにスコットランドに行くのは初めてだったんですよね。電車でロンドンから4時間半。その間に本当に素敵な景色が見れるんですよ。読書をしようと本を持って行ったんですが、外の景色が気になって本どころではありませんでした。

まずは穏やかな緑の丘にいるたくさんの羊たち。春先なのでたくさんの子羊が。ほとんどが電車に驚かないのですが、時に電車に慣れていないのか羊や牛の群れが一気に電車から遠ざかるように駆け始めたりと面白いこと。電車はスコットランドに近づくほど丘が小高い山になり、その標高が上がっていきます。その牧歌的で、だけどどこか荒涼とした雰囲気に目が離せないんですよね。”春の暖かな日差しがあるのに、川は雪解け水で物凄く冷たい。”そんなハイコントラストなで少し寂しげな感情をこの風景は思い起こさせてくれました。

グラスゴーは不思議な混在の街でした。物凄く超近代的でデザインに力入れましたというような建物の横には古ぼけた建物が普通にあって、統一性という感じはなく、資本主義の光と影が隣同士というような雰囲気でしょうか。独特の空気感ですよ。

電車で着いてホテルに。それからすぐ外に飛び出して撮影場所を探しに出かけました。初めて来る場所なので、な事前にネットなどで良さそうなところを考えて目星をつけておいたところを訪問。これが大事なんですよね。どこから写真を撮るかとか、その道中にもっといい場所がないかとか。2時間ほど歩き回って、どのように撮影場所を回るのか、どのような写真を撮るかを頭で整理して無事終了。

お腹が空いたので1人でレストランへ。グラスゴーに数件、そしてイギリス中の他の都市にもお店を持つというハンバーガー屋さんでスコットランド牛(イギリスの美味しいお肉はスコットランドなんですよね。)のハンバーガーを。お供にはウォッカベースのシェイクを選びました。このハンバーガーが美味しいこと。そして、アルコール入りのシェイクとベストマッチ!!

その後は素直んホテルに帰って休憩。このホテル。自分で照明の色を色々と変えられるんですよ。だから1人で遊んでみました。

こんな感じにね。だけど、色々と変えていくと目が疲れて、疲れて。結局は白色で過ごしたんですけど、、、。だけどね、白に戻したのに何か色が付いているように見えるんですよね。あれは不思議な感覚。

そんなカラフルなホテルでぐっすりと眠り、次の日は天気も良くて撮影日和。

この日初めて会うクライアントとそのご家族。みんな素敵な方々でしたよ。移動の時間や、昼食をもご馳走してもらったりと、一緒に話す時間が多くて色々なことを教えてもらったり。

撮影も全てスムーズに進んで実りある1日となりました。

今はたくさん撮れた写真から良いもの選びぬいて、編集をしているところです。

そうそう。この日、グラスゴーは晴れだったんですがもう少し北のほうでは雪だったそうで。本当にラッキーでした。

絢爛豪華ってこの事、、、

ロンドンは土曜日の朝。暑い!!23度。ね、日本の人からすれば快適な温度なのでしょうが、、、、。イギリスではこれが真夏の温度。僕のフラットは窓全開で風を取り入れていますが、暑い!タンクトップにパンツ1枚で過ごす週末になっています。日本はクーラや扇風機なども多くあるけど、イギリスは個人宅にクーラーがあまり無いので、基本的な温度下げの仕方は窓を開けることと古典的なんです。

日本の夏を最後に経験したのが10年前なので、日本の夏はもう無理かなって心の中で思ってます。

さて、先週の写真の撮影で訪れた所が映画のセットか!って程に絢爛豪華でビックリしました。その撮影の数枚をお裾分け。

場所はロンドンのバッキンガム宮殿の近くにあるランカスターハウス。

ここはバッキンガム宮殿に近い事もあってパスポートなどの身分証明書が無いと入れないというところでビックリ。1825年にジョージ3世の息子のであるヨーク公爵の命でたてられたネオクラシック様式の建物。

バースで採掘された大理石を壁などに使い、不思議な色使いをした吹き抜けの広間。

ね。一体ここは21世紀の世界なのかって思わせる様な雰囲気でしょ。まるでタイムスリップしたかの様なそんな気持ちにさせられます。

ここの場所は映画にもよく使われ、ニコラスケージ主演のナショナルトレジャー リンカーンの暗殺者の日記、エミリーブランと主演ヴィクトリア女王 世紀の愛、コリンファース主演の英国王のスピーチ、そしてイギリスのみならずアメリカも熱狂したダウントン アビーなどの作品で見る事が出来ます。

他の部屋も素敵で、出るのは言葉よりも溜め息。

 

ここで開かれたであろう舞踏会や晩餐会の昔の記憶がすぐにでも目の前に現れそうな、そんなタイプスリップ出来る雰囲気がこの場所には宿っている様に思います。