暗く、寒い冬を生き延びる幸せな生き方

昨日は1月の第3土曜日。Blue Monday、日本語で言うと”憂鬱な月曜日”でしょうか。僕もこの言葉を知ったのが数年前かな?なんでもこの日が1年で1番、暗い気持ちにみんなが落ちやすいんだとか。

確かに、クリスマスの飾りもなくなって、新年に決めた抱負も3日坊主で終わって、正月気分も薄らいで、外を見ればいつもの薄暗い空、そして仕事始めの月曜日となればこのような気持ちに陥る人が多いのもうなずけますよね。僕の友達もフェイスブックに、”今日はブルーマンデーだからか!これで乗り切ろう!!”とおいしそうなデザートを食べて、このブルーな気持ちを乗り越えたよう。落ち込んだ時や行き詰まったときの気分転換って大事ですもんね。

そんな僕のブルーマンデーは、新しく引っ越す家のことをあまりにも考えすぎていて、気が付いたら終わったので、これはこれでよかったのかな?アパートのオーナーの人にこの建物を建てたときの設計図(去年、出来上がったばかりなので設計図を持っていたんです。)を写真で携帯に送ってもらい、そこにある数字をもとに自分で家の平面モデルを作り、持っていくであろう家具の寸法を測って、その平面モデルと同じ縮尺で紙を切って家具のアレンジをしてたという訳。だから、幸せと言えば幸せな月曜日となったのですが。設計図って見るのは楽しいけど、描くとなると大変ですね。

皆さんはどうですか?冬の季節は暗いヨーロッパ。みんな季節のうつ病にかかりやすいのですが、、、。そんな症状出てませんか? 冬を乗り切る方法で僕が今読んでる本があってそれが物凄く素敵な本なんです。

まず表紙からして、素敵ですよね。中もこのようなデザインや、心温まるよ写真と文章で構成されています。タイトルになっている、HYGGEなんですが、これデンマーク語なんですね。発音が難しくて、やわらかい感じのフグって感じ。

長い冬で知られるデンマーク、このHyggeはそんな冬をも楽しく乗り切る方法を教えてくれるんです。デンマークと言えば世界で一番幸せな国のトップ3にいつでもいる幸せ国なんですよね。その国民がなぜそんなにも幸せを感じているのかはこのHyggeが大きなパートを占めるようです。

本は色々な角度でHyggeのあり方を紹介してくれます。照明や家具の大事さだったり、身近な友人や家族で一緒に過ごす時間だったり、おいしい食べ物の食べ様だったり。Hyggeとはこうゆうもんだよって優しい文体で説明がされています。

僕もこれを読みながら、自分のしていたことはHygeeだったんだなって思うこともありました。例えばね、キャンドルをよく使う事とか、山のようにあるクッションもHyggeの1つだったし、温かな飲み物やケーキ作りなんかも。そっか、自然に今まで僕はこれをしてたんだなって。もちろん、確かにこんな風に過ごせばもっと楽しく過ごせるかもねと言う事も発見できました。特別な事が書いてあるわけではないのだけれど、読んでみると、”そうだよね。こんなシンプルな事だけど、これは幸せな気分になるよね。”っていう事が散りばめられている感じかな。

僕の生活は今、穏やかでかなりHyggeだなって自分で思っています。そして、その生活に落ち着きを感じているのも事実。ロンドンでの生活は刺激もあって、毎日が早く過ぎていたけれど、今の生活はその半分以下のスピード。だけど、その流れが僕の今には一番必要なんだなって思います。そんな僕の思いを後押ししてくれるこの一冊。

今アマゾンを調べたら、日本でもこの本の訳されたのが出版されていました。Hyggeは日本語表記にするとヒュッゲだそうです。うーん。ヒュッゲっては僕には聞こえないけど、これはしょうがない。キンドル版も出ているようですが、この本はインテリアともなるので単行本で買ったほうがおすすめです。英語版も難しい文章ではなくカジュアルな文体なので、英語の勉強にもいいかもしれませんね。

これは僕のHyggeな一枚。先週の日曜日の朝ごはんの風景なんです。

ロウソクの明かりでの朝ごはん。手作りで、できたばっかりのパンケーキにラズベリーと粉砂糖。後、ジュース。キッチンは出来立てのパンきーきの匂いで充満していて、一緒に食べるユリ君がいる。寝起きから作り始めたので、着ているものはバスローブで足元はブーツ型の起毛のスリッパ。温かな紅茶にはこの日はミルクを入れて柔らかな味に。

どうですか、Hygge生活を始めてみませんか?

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