2番目の頂点 ヨークシャー紀行3

金曜日はダメですねー。魔物が住んでいて。

そう、睡魔という魔物が。夕飯食べて、ちょっとソファーで横になってラジオでもと思ったのが間違い。気がついたら夜の11時半。寝ている間に天候も変わったようで雨が降っていました。空いていた窓からひんやりした空気が流れ込んできているのが目覚まし時計代わりになって先ほど如何にか起き上がりました。

起き上がったはいいものの、料理したままの台所での洗い物が。これって嬉しくないですよね、、、、。”もう、ベッドで寝ようかな。”とも思ったのですが、ちゃんと片付けましたよ。それで少し頭が冴えたので、ブログもと思い今書いているところです。

さて、昨日の続き。

ハイキング2日目の後半ですね。最初の頂点を極めて、次の山へ向かうのですがかなり遠く。

雲の向こう、遠くに見える高い山が見えますか?あれが次の山。遠いでしょ。最初の頂上からは下り坂で、途中で2つの道に分かれます。1つは2003年にできたちゃんと砂利が敷かれた道。もうひとつは道なき道で獣道のようなところを手探りで探していくような感じのところ。僕たちはどっちを選んだでしょう。

答えは、後者。実はこの上の写真、最初の頂上から分かれ道に入って撮ったものなんです。写真中央よりも少し右側に少しだけ色が濃いところがあるでしょ?こんな感じで人か動物が作った道を行く感じです。途中で湿地帯化したところもあるのでここはハイキングブーツが必須。途中で小川の流れの横で昼食に。今回もサンドイッチ、ゆで卵、とうもろこしに今日はご褒美でマフィンも。

この石造りの小屋が度しても気になって収めた1枚。なんとなくもの悲しさが感じられませんか?

 

その後また歩き続けてやっと人のいるようなところに出ました。見て、かわいい橋でしょ。”ユリ君、写真撮ってあげるから、橋の上に立ってよ。”というとアマノジャクのユリ君、わざわざ川の中をざぶざぶと入り橋を使わずに渡って行ってしまいました。

2番目の頂上に行く前に素敵なものがあるんですよね。僕がなぜこのハイキングコースにしたか、それはひとえにこの建築物があるからなんです。なんとなくハリーポッターの映画の魔法学校への列車の旅に出てきそうじゃないですか?

ここから第2の頂上に登っていくんですが、ユリ君が足が痛いとの訴えを。ここ、上りはそこまできつくないのですが下がキツイそう。ユリ君の足は物凄く痛むわけでなく、急な下り坂が痛みが強くなるとのことで2番目をパスして、3番目に登ることに。

 

3番目の山が、これ。なんとも面白い形をしているでしょ?どちらかというと最初の山の形に似てますよね。2段型というか、台形型が面白いですよね。大好きなニューメキシコのメサの形をなんとなく思い出します。

だんだんと近くなってくる第3の山。そして今回もまた近くになるにつれてある疑問が。標高は上がっているんだけど上がり方がそこまで急じゃない。”じゃ、いつあの山に着くんだろう?”って思っていたら、、、、。ものすごい急な登り、というか断崖絶壁のような岩場を上がっていくという感じだったんです。この時点で高所恐怖症の僕としてはもう気が気じゃなくて。

ユリ君にどれくらいの急斜面か写真を撮ってもらったのですが、アングルが悪くてあんまり高く見えないんですよね。多分次の写真の方がどれだけ高いかわかるかも。

この時、半分死にかけてます。ユリ君が、”もっと笑ったがいいよ。”って言われて笑ってるつもりだけど、引きつった笑顔でしょ。写真の左上に灰色のまっすぐなラインが見えるでしょ?あれがもうひとつ前の写真で撮った道なんですよ。もう、途中で何度も”怖くない、怖くない。”って自分に言い聞かせて頑張りました。もうね、頂上についたけども精神的な疲れの方が大きかったです。

その後帰り道はまだ穏やかな下りだったのでユリ君の足も悪化せず、僕も高所恐怖症に悩まされることなく朝着いた駅まで戻ってくることができました。

朝の10時に出発して駅に着いたのが午後の7時。9時間のハイキングで歩いた距離は32km。よく頑張りました。

 

 

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