歩いても、歩いても

秋雨が降るドイツの北西部。空気もひんやりで、物静かな午前を迎えています。と思えば、世界では穏やかでないことばかり最近は起きていますよね。北朝鮮の脅威は言うこともなく、自然災害の多さもまた耳に痛い。メキシコでの大地震に、ハリケーンの来襲、日本も台風が季節がら多く通過していますもんね。自然災害は起きてしまうもので、それをどうすることもできないのはわかっているのですが、ニュースで悲惨な状況を見ると胸が痛みます。去年まで、水害、地震、火山の爆発と大きな自然災害に見舞われて僕の地元の阿蘇は今年は今のところ穏やかな一年を過ごしているようです。

さて、昨日の夕食は日本のカレーを作りました。僕、日本のカレーが物凄く(母親が作ったもの)好きなんですが、カレーのルーがこの田舎町には売っていないので長い事、食べていなかったんですよね。それで昨日、夕飯に何を作ろうかと考えていて家の中にある材料をみて考えられたのが、カレーだったんですね。”ルーは、どうしよう。”と考えたのですが、今のネットが普及した時代、日本のカレーのルーのレシピも探せるだろうと調べるとありました。タマネギをあめ色になるまで炒めて、ジャガイモと人参もたくさん入れてゆっくりと煮込むこと1時間半。母の味とまではいかないのだけれど、おいしいカレーが出来上がり。ユリ君にも好評で、これから僕の新しいカレー粉レシピとして重宝しそうです。しかも、多くに作ったので今日の昼ごはっもカレーが食べれる幸せ。

話をユリ君との両親との旅に戻しますね。

島に到着した金曜日は散歩をして、浜辺のレストランで夕飯を取って終わり。次の日の土曜日は、朝からあいにくの雨。ハイキングにも行けないから、折角のスポーツ施設を使おうという事に。まずは4人で体育館へ。その2階にジムがあるんですよね。僕は普段のトレーニングは自重トレーニングなので、機械が沢山あることに興奮。走るマシーン、ボート漕ぎマシーンで体をあっためて、胸筋、腹筋を主に機械でいじめました。その後、どうしても階下にあるバスケット場で遊びたくてユリ君とバスケットを。ただ、ボールの空気が少なくて弾みが悪いので、卓球をその後することに。ユリ君の両親も加わって卓球大会を開催。お母さんがスポーツ万能で、スマッシュとかも打ってくるほど。僕とお母さんの時はお母さんのサーブミスのおかげで、まさかの勝利。ユリ君と僕の試合はお互いにふわー、ふわーっていう柔らかなラリーが続いていい勝負に。ただ、肝心なところでユリ君がいつもミスをして僕の勝ち。結果僕の優勝という事で幕が下りました。

その後、雨もやみハイキングへ。海辺をずっと歩いて島の反対側まで歩きます。

ちょっと日本にはない感じの海辺。こんな風に草がたくさん生えていて、その向こうに浜辺が。静寂や晩秋の雰囲気が似合う浜辺ってはじめてかも。

それから島の中に進むのですが、何せ小さい島ですし、最高の標高は6m。だから、いろいろなところから海を見ることが出来るんですよね。

地面も黄の色が入って、秋模様。これ、ユリ君の両親なのですが歩くのが早い早い。僕とユリも歩くのは早いほうですが、気を抜いているとあっという間に二人に置いて行かれます。

途中で、カフェで休憩。カフェでは、お父さんがカプチーノ、お母さんがビール、ユリ君と僕がプラムケーキとミルクシェークというその個人がうかがえるような注文でみんなで笑いました。途中で、空港も発見。飛行機や船が好きなユリ君は磁石に引き寄せられるかのように飛行場へ。本当に小さな飛行場で、プロペラ機が1機。小さいので、飛行場の真横に子供の公園があるほど。もちろん、僕はそこで遊びましたよ。”飛行機と一緒に取ってあげる。”とユリ君が撮影。僕も、プロペラ機もどちらが主役かわからないくらいの微妙な写真に。

夕飯をレストランで食べて、ホテルに着いたんのは午後8時過ぎ。ユリ君のアプリを見ると21km歩いたことになっていました。天候はそんなに晴れ間はなかったのですが、僕の頬は少し日焼けをしたようでかすかな痛みが。

体を目いっぱいに動かした、楽しい一日となりました。

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