時代を超えて人を招く道 熊野古道

大人になってからかそうなのかもしれないですけど、期待をしているとその期待があまりにも大きくて、”思ったよりは、、、。”ってことがありませんか?

僕がこの感覚にとらわれるのは、映画が多いように思います。かなり前から。”みたいな。見たいな。観たいな。”と待ち焦がれていて、いざ見てみると、”。。。。”言葉にもならない思いが。それが問題なのが、決して悪い出来ではないという事。自分に合っていないものだったら、”つまらない。”で終わらせれるんだけど、嫌いではないんだけど思ったほどの期待値に届かなかった。この時のガッカリ感は大きくないですか?これに入る映画は僕の中ではアバターとブロークバックマウンテン。

折角に熊野古道の第2日目を今から書こうとしているのに、否定的な物言いから始めていいのだろうかとも思うのですが。

この中辺路の僕たちの最終目的地は、熊野本宮大社だったんです。八咫烏(やたがらす)ってご存知ですか?日本神話に出てくる神武天皇の道案内をした3本足のカラスですね。このカラスが熊野神社のシンボルでもあって、サッカー日本代表のユニフォームにも描かれていますよね。あまりにも残念な事ばっかり最初に書いてもつまらないので、僕たちの道中のお話に。ただ、この上の文章の事を頭に入れておいてくださいね。

さて2日目。前日に郷土料理をたべ、古民家に泊まって朝ごはんは早めの6時半。そして7時には、ハイキングスタート。この日は前の日よりも距離が長くて23kmほど。昨日の雨はやんではいますが、天気予報によれば正午過ぎから崩れる可能性が。なら、いそがねばと朝の涼しい空気の中を歩く僕たち二人。

熊野古道、道はいつでも山道と言うわけでもないんですよ。途中に舗装道路を歩くこともあります。けど、交通量も少なくて出会った車なんて2-3台でしょうか。この道は地元の何か用のある人しか使わないようで、ほとんどの車は谷の下の幹線道路を通っているようです。なので、何となく舗装道路だけどもの悲しさも感じるんですよね。

最初は視界が開けないのですが、途中でものすごく眺めがよくなります。自分がどれだけ山深くに来ているのか、そしてどれだけの標高を上がったのかが見れて気持ちがいいですよ。ね、かなりの上り坂でしょ。

 

 

ユリ君は舗装道路が最初続いていたので少しだけ不安そうに、”このままずっと最後まで舗装なの?それは嫌だな。昨日みたいな森の中を歩きたいよ。”とこぼします。確証はなかったのですが、世界遺産にもなった熊野古道。これからすっと舗装なわけはない。”大丈夫だよ。すぐにまた森の道になるから。”となだめて先を。

すると、また森の道へと行くように立札が。僕も一安心。

確かにユリ君、森の中のほうが彼の雰囲気にあってるなって思います。お酒もコーヒーさえも飲まずに主な飲み物が水と言うユリ君は何となく森の妖精的な雰囲気があるなって。妖精と同居していると思うと、何となく楽しいですね。

そんな妖精さんと山を登り、またくだり、水の脇を歩いたり、清らかな川を越えたりと昨日にも負けないような運動量を使うコース。ただ今回は下りがかなり多くて僕たちは下りがそこまで早くないので苦戦しました。

登りも急ならば下りも急です。しかもこの石畳。僕が思うにはかなり昔に作られたものではないかと思うんですよね。この石畳が前日の雨でぬれていてまるで氷のように滑るところがこの中にあって、それが怖くて、、、。かなり及び腰で下りました。

苔むした橋を渡って続く熊野古道。この中を歩いていると自分が今、いつの時代に生きているんだろうって不思議な錯覚にとらわれてしまします。大自然の中にいるって錯覚してしまいそうですが、ちゃんと枝打ちされた木々が。いろいろな人の助けでこの古道は成り立っているんですね。自然と人々の共存が日本の自然美の美しさなのかもしれません。どちらが支配をすると言いうのでなく、お互いを思いながら共存することが。

 

そんなことを考えながら、熊野本宮大社に到着。7時間かからずにたどり着くことができました。大きく威厳ある参道。それに続く神社は、、、。素敵な建物の神社なのですが、神殿の中にはサッカー日本代表チームのユニフォームが飾られ、八咫烏の乗った郵便ボックスがあり、右側にはお札やお守りを売る場所が大きく構えられている、、、。あんなに素朴で自然となじんでいた熊野古道からのギャップが物凄くて、、、。明らかに僕達は2017年に住んでいるっていう実感が、、、、。熊野古道の余韻を楽しみたかった僕たちは数分後には帰りのバスに乗り込んでいました。

バスは最初から最後までほとんど貸し切りで谷の底を流れる川の流れを見ながら、紀伊田辺へ。2時間ほどで到着。僕たちはこの2時間を2日間かけて歩いたと思うと、何か不思議な気がします。

もし何か熊野古道の質問でもありましたらいつでも聞いてくださいね。ハイキング好きにはたまらないですよ。

 

 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *