今回の旅の一枚を決めるなら

昨日の夜はまるで小学生の低学年のような就寝時間でした。午後8時45分。最近の子供は夜にベッドに行く時間が遅いのでしょうか?日本に帰った時に小学4年生の甥の学校の生活記録のようなものがあって、”夜10時までに就寝したら、マルを付ける。”ってあってビックリ。しかも、それをもあまり守られていない甥にもびっくりしたんですが、、、。ヨーロッパは基本的に子供は早く寝るようにしつけをされるので、この様に子供が遅くまで起きているのは信じられないんですよね。”悪い親。”のレッテルを貼られてしまうほどに。アジアは少し違うのかな?

そんな愚痴はともかく。なぜ、8時45分だったのか。実はユリ君がハンブルクで会議に出席をしなくてはならず、朝6時9分の電車に乗らないと10時の会議に間に合わない。そうなると、朝起きる時間は5時15分。それでもって、眠りの浅いユリ君はきっちりと8時間半以上は眠りたい。という事での8時45分だったわけです。僕も一人で起きていてもつまらないし、ユリ君の眠りを邪魔もしたくないので一緒に眠りました。

なので今日は朝の5時過ぎから1日を開始。朝のうちに色々な事を終えられてこれも時には良いのかっておもちゃいました。

さて、長らくの僕の日本帰省時の旅日記を読んでいただいて、ありがとうございました。今回の旅に関するブログ記事は今回が最後です。長々と申し訳ないのですが、あともうひとつだけお付き合いください。

旅の時ってどうしても荷物が邪魔になりますよね。ホテルで預かってもらったりとか、宅急便で送ったりとかしたりしても、それでも荷物になる。特に僕はカメラを持ち歩くのでそれだけで重くて。カメラもレンズも重くて、片手にずっしりと感じるほどなんですね。今、気になって量ったら2kgを少し超えてました。

写真を撮るタイミングって対象物にもよるのですが、”あ!今、この光!!”って思ってカバンからカメラを出して、セッティングを合わせてってしている間にベストンタイミングって消えていたりするもので。なので、基本的にどちらかの手に持ちながら歩いています。もちろん肩からのストラップもかけていますが、ぶら下がってるだけという事はほとんどないですね。これは保険みたいなものだから。

確かに重いし、急な坂と岩場は慎重にならなくてはいけないのだけれども、これも筋トレだなって思って自分言い聞かせてます。

今回の旅は一ヶ月ほどで、撮った写真は450枚ほど。という事は1日に15枚ですね。その中から自分の好きな写真だけを編集するので、それに残るのは100枚ぐらいでしょうか。ほとんどが最初は、”うん。なんとなくいいな。”っていう物でそこからどのようにこの写真を料理していこうかと考え、時にはものすごくいい雰囲気の写真になったり、またその逆にあまりぱっとしないときもあります。

例えばこの写真、最初はパッとしなかったんですが暗さを前面に押し出したら紅葉の色が一気に冴えたんですよね。モノトーンとカラーの混ざりあいなのも面白いなと思って気に入りました。

ただ中には、コンピューターにアップロードした時から、”うわ!!いいのが撮れた!!”っていうのがあるんですよね。けど、こんな感情に出会えるのは本当に何十回に一回ぐらいの割合で。だから、今回の旅でそんな一枚を手に入れることができて本当にうれしかったんです。

それがこの一枚。

殆ど加工せずにこの発色が出たことと、この浮世絵的な枝ぶりがいいなって。奥行きの在り方も好きだし、手前のピンク、中央の赤と黄、そして奥の薄いみどりが幹の苔むす黒さとコントラストをはしていて、僕は本当に好きな一枚です。

人によって好き嫌いがありますから、”え、そう?”って思われるかもしれないのですが、今回の僕のベストはこれだなって思います。

 

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