食わず嫌い的なことって駄目だね

火曜日の朝。ドイツの北西部は、太陽の光眩しくて夏がまた舞い戻って来たようです。今日の最高気温は27度。ヨーロッパ北部にとってはかなりの真夏日です。日本はまだ暑い、、、っていうという話はあるでしょうが、それどころではないですよね。北朝鮮のミサイルの話。今朝も6時に起きてユリ君と朝ごはんを食べていたのですが、”北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射したみたいだよ。”との事をブツブツ。詳しい情報を彼にせがむと、日本の上空を越えて海に落ちたとの事。フェイスブックにもその事についてのアップデートが沢山。世界が落ち着いていない状態で、この先の不安が多いですね。

ドイツでの引っ越しに送った荷物などの片づけをしているのですが、結構な衝撃が輸送中にあるようで、中に入っていた数点のものが割れていました。特に大事なものでもなく梱包の仕方が甘かった僕に責任はあるのですが、ここまでどんな風にこの箱たちは扱われてきたのだろうと思うと不安になるような感じでした。

ユリ君の家の中に自分の昔使っていたものがあるというのは不思議だけど、新しい生活が始まったんだなっていう思いも沸いて来て不思議な感じ。まだまだドイツの生活も、文化も、言語に対してもひよっ子ですが、頑張っていきますね。

ユリ君の僕への誕生日プレゼントは、ドイツ第2の都市ハンブルクでの観光。僕はユリ君と来る前にハンブルクは数回訪れたことがあるので、今まで行ったことがないところを選んでくれたのですが、僕らの旅らしく特に観光をするわけでもなく、ぶらぶらと散歩をしながら、”こんな家はいいね。”とか、”こんな地域だったら住んでみたいな。”とか他愛もないおしゃべりで時間を過ごしました。会話の中で、僕が大体において”この家に住みたい!!あの窓があるとこが寝室にしたい。”とか空想的なことを言うと、ユリ君が”ここは車どが多いからねー。”とか、”電車が近くを通っているから五月蠅そう。”とかと現実的な意見を述べる感じ。これがちょうどいいバランスなんだなって思います。

さて、夕方になって時間を気にするユリ君。午後7時で夕飯は何にしようかと話していたのですが、近くのピザ屋さんに。”ハンブルクにいるのにピザかい!”って思っていたんですが、ユリ君はピザが何よりも好きだし、ここは最近出来て人気だからとそこでの夕食に。”あと30分したらここを出なきゃ。8時にはいかなきゃいけないところがあるから。”とせかされそこから歩いて10分ほどのところに行くと、大きな建物が。どうやらコンサートホールをっぽい劇場に。

大きな壁面にはバレエの写真などが。”そういえば、昔の情熱大陸でハンブルクのモダンバレエ団に日本人の女性の回があったなー。それかな?”なんて思って近づいていく僕たち。”バレエ見たことないけど、好きかもしれないな。”なんてボソって言ってたら、ユリ君は???顔。

劇場についてみてそこにあるポスターを見て合点。バレエのコンサートではありませんでした。そこにあったのは、日本の太鼓集団、YAMATO。海外公演を精力的にやっている集団ってことは知っていたのですが、その時は何も知らなかった僕。

”太鼓かー。しかもコンサートホールでするってことは2時間あるのか、、、、。太鼓だけ聞いていれるかな、、、。途中で眠ってしまったらどうしよう。”なんて思いをしながら会場に。僕達2人だけでなく、ユリ君の1番上のお姉ちゃんも一緒に。

感想は、”食わず嫌いをしちゃいけないな。”ってことを学んだことでした。太鼓を2時間なんて、退屈しそうなんて思っていたのですが、気が付けば時間はあっという間。なんとなく静寂で、モノトーン、そこに鳴り響く太鼓の音みたいなイメージを持っていたのですが、ダンサブルだし、衣装はカラフルだし、プログラムの構成がまた絶妙でした。太鼓の演奏でまじめな感じが続いて、”ちょっと飽きそうかも、、、。”なんてことを思っているとコミカルな芝居めいた演奏が始まって、その世界に戻されてまた楽しんでいる自分がいることに気が付くんですよね。あの絶妙の間は素晴らしいの一言。

それと、彼らが観客との距離をいつも身近にとっていてそこにちゃんと重きを置いているところも素敵でした。”僕ら一員として、このコンサートを盛り上げていこうよ。”というウェルカムな雰囲気。しかも言葉を使わずに体の動きだけでその誘導をする能力。脱帽です。

たぶん自分だけでは絶対に行かなかったこのショー。もし一生行かなかったとしたら、人生損してたな。って思えるほどのパフォーマンスでした。自分の国の人がこんなにもパフォーマンス能力があって、人々を楽しませることが出来る。日本人だって、こんなにやれるんだぜ!って誇らしく思えました。

彼ら、これからもドイツ、オーストリアとヨーロッパツアーが続くようです。機会が会ったら、ぜひ!!

こんな機会をくれたユリ君に、感謝。このコンサートを通してユリ君の少しは日本についてわかってくれたらいいのですが。どうなんでしょうね。10月の日本の一時帰国がたのしみです。

 

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