食べ物の好み

今日はユリ君は会社主催のBBQに参加するので夕飯はいらないとのこと。とすると、夕飯は僕一人。それがわかって、じゃ何を食べようって考え込んでしまった僕。

ユリ君がいるから料理も野菜を多めに、おいしいものをと考えるのですが、いざひとりとなると手抜きで、最悪は料理もしないものを時々食べて過ごすことになりそう。果物とかね。だけど、それじゃいけないよっていう脳からのささやきもあるので何か考えよっと。

ちゃんと食べなくちゃだめですよね。

そうそう、食べ物の話。先日僕の家に滞在していた友達が本当に美味しい粉末の出汁を持ってきてくれて。しかもそこのレシピが書かれた小冊子付で。そのなかで大根の煮つけのレシピが。実は過去に何度かユリ君には作っていて、あんまりいい評価を受けなかったんです。

ただ、友達曰くこれはおいしいから試してみるべき。だけど海外の大根は少し固めだから白株を使ったらそうかとのアドバイスが。

たまたま食料品を買い出しに行くと株が売られているので即購入。そして、昨日の夕飯でゆっくりと煮て出すことに。

ただ、ユリ君が帰ってきてそうそう、’うーん。僕の苦手なにおいがする。”っていうんですよね。どうやら煮物の匂いがダメみたい、しかもまた大根の煮物と同じようなものなのであまり乗る気ではない顔。食べたら変わるかなと思ったのですが、頑張って飲み込んでる感じでした。どうやらユリ君には煮物の良さはわかってもらえず。今度ひとりの時にでもまた作ろうと思います。

けど、もらった出汁は本当においしくて魚出汁と野菜だし。これからいろいろな料理で活躍しそう。ドイツの片田舎では日本の調味料って醤油ぐらいしか手に入らないのでありがたい。

この出汁、友達から何か日本から持ってきてほしいものはないか?と聞かれて頼んだんです。けどね、最初に頼んだのが日本製のペン。そしたら、”もっと、ないの?’と言われて出汁!!となったわけ。

友達がそれとともに和菓子を数個持ってきてくれていて、”和菓子大好きなんだよね。”って答えたら、”なんで早く言わないの!もっと持ってきたのに!!”って言われました。

そうなんですよね。普段の生活、これはイギリスに住んでいた時もそうなんですけれど日本の食べ物を強くほっしゅることがないんです。もちろん、日本の食べ物はおいしいと思うし、今日本食を挙げなさいと言えばずらっと並べて書けるぐらいに色々な料理も知っている。ただ、日常生活で全くをもってその料理や食べ物を思うことがないんです。あれは不思議。だからか、日系の大きなスーパーがいくつもあるロンドンでも10年間で訪れたのは10回行かないと思うんですよね。

だけど、日本に帰ると別なんですけどね。甘いものも和菓子だけにしか目がいかないし、お吸い物とか梅干しとか、おにぎりが食べられる幸せをかみしめて過ごすんですよね。

 

 

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