遠回りも悪くないのかも

ドイツとイギリスのどちらでも言える事なんですが、寝ている間に喉が渇くんですよね。多分口を開けて眠っているからなんでしょうが。面白いことに日本ではこれがなくて、、、。やっぱり日本って湿度が高いんですね、夏でも冬でも。なので枕もとの水は僕にとっては必要不可欠。最近思うのが悪い夢を見た後って喉が渇いてたりするので、この乾きが悪夢の元なのかなとも、、、。昨夜も悪い夢で目が覚めて水を飲んで一呼吸。その夢の何が僕の感情を揺さぶるのかなと考えながらいると、確かに内容はちょっと悲しいもんだったけれど”人生遠回りをしていいんだよ。”っていうようなメッセージ性があるなって思えたらなぜだか妙に合点がいってその後すぐに眠りに落ちることができました。

どうです、人生の遠回りしてますか?

これは世代によるのかもしれませんが、僕が子供の頃って効率性を重視されていたように思うんですよね。計算ドリルを5分間以内により多く解いたがいいとか、自習ノートの1日のページ数が多いほうがいいとか。だけど僕より少し下になると俗にいうゆとり世代。彼らと仕事をしていて思うのはスピードでなくてその内容の濃さだなって思うときがあります。洗い物とかの時に僕たち世代はスピード勝負で85パーセントぐらいの綺麗さでOK。だけどゆとりの子たちは時間内に終わらないかもしれないけど100%の綺麗さにこだわるみたいな。僕の周りの子を見ただけの観点からこの話はしているのでもしかしたら違うかもしれないけれど、そんな風に思えるんですよね。

なので、僕たちの世代はA地点からB地点に行くのに最短距離を探そうとりかかっちゃう。これは様々な事に当てはまって、効率性ナンバー1みたいな考えがやっぱり抜けなくて。けど、ブログを読んでいれば分かるように僕のドイツでの新生活って効率性とはかけ離れたようなところにあって、社会での出世や給料の多さが人生の成功のバロメーターであったとしたら、ものすごく底辺であることは間違いないのですが。その物差しでは生きていかずに自分の物差しで物事を見て判断していこうと生きてきているつもりなので、その考えには屈しないという意気込みもあるのですが。時にこの効率性優先の考えが頭を占領するんですよね。

”大丈夫?ドイツに移り住んでほとんどお金稼いでないけど。”とか、”36歳からの語学学習って本当に役に立つレベルまで持っていけるの?趣味程度になちゃうんじゃないの?”とか。考えたらきりがないんですけどね。

普段は”これが僕の決めた人生。好きなように生きてやる。”って猪突猛進的な思いで生きてるんですが、やっぱり頭の片隅にはいるんですよね。”効率性悪いんじゃない、この生活”って思っている自分が。だから今日の夢は助かりました。夢の中に出てきたおじさんに、”最短距離で行っても距離が短いだけでゴールは一緒なんだから別に遠回りしたっていいんだよ。と言うか君は遠回りを選んでいるんだから。”って。

遠回りした分、長い道のりになるけれど長い分そこで出会う人の数も経験も増えるのだろうから、それを自分の武器にしていこうと思う水曜日の朝でした。

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