窓辺から遥か地に思いを馳せる

穏やかな晴れの日が窓いっぱいい広がっています。太陽の光を窓を通して感じるのですが、その光線が暖かで。穏やかな風もそよいでいて、”春だな。”って思ったりするのですがこれはあくまでも部屋の中からの感想で、運河の流れの鈍いところでは氷が溶けずに残っています。このブログを書き終えたら、近所のスーパーに買い出しに行こうかな。冬場の太陽を全身に浴びてこようと思います。

人の感情って些細な事で上下するって思いませんか?どうなんだろう。これは個人差があるのだろうけど、僕はその振れ幅が大きい気がするんですよね。今まで楽しいなと思っていたのに、突然に悲しい気分になってたりして。その理由があるわけでもないので、”なんでこんなにブルーなんだろう?”なんて自問をしてもその答えは出なくて。それに付き合わなきゃいけないユリ君は大変だろうなって思います。

そんな時って僕は音楽が物凄く助けになって。20代の時は自分が歌うことによって気分が上がっていたんですよね。家の中ですきなうたを2-3時間歌うとどうにかスッキリとする感じがあって。それがどうやら30代の後半に入ってくると変わってきたようで、言葉のない音楽をよく聞くようになってきました。今までは聞きもしなかったクラシックのチェロやピアノの数種類の楽器で奏でられるものとか、ジャズもその一つ。ジャズは夜明け前に聞くと本当にその音の世界から想像できる景色が素敵で。なので、朝に聴くことが多いかな。

朝の書き物をして、9時ごろから運動をするのが僕の大体のスケジュール。今日はストレッチや腰などの運動と、体幹を鍛える運動を。その音も似と選んだのがネイティブアメリカンのフルート曲。これが本当に素敵で、ストレッチしながら色々と考えちゃいました。

主な考えは僕がよく訪れたアメリカの地方都市、アルバカーキ。ここには何かあるたびに訪れて、ミニから別れを切り出された時も一ヶ月ほど滞在した場所。アメリカの南西部に位置してニューメキシコ州で一番大きな街。スペイン文化を色濃く残し、そこにネイティブアメリカンの文化もあり、また近代文化の影響も混ざって不思議な空気間の街なんですよね。四季もはっきりしてて、夏は猛暑、冬は極寒。

この土地のいろと、建物が印象的。大体において一戸建て平屋が多くて茶色いアドービ建築を似せた建物が至る所に見られて、遠くには高い山が。そしてある方角の山は赤色。この山肌が太陽に色を染められる時が綺麗で。車で少し走れば全部の山が真っ赤で、山の頂上は平らと言う景観も見られてこの州につけられたニックネームの様に魔法の土地と呼ばれるのにふさわしい場所。

暖房で温められた部屋の中から運河の流れを目にし、遠い土地であるアルバカーキの思い出に浸っていたら、ものすごく恋しくなってしまいました。なんなんでしょうね、突然に表れるこんなメランコリーな気分は。今日はその思い出にどっぷり浸ろうかと思います。

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