今日から自分に優しくなる!

みなさん、静かで穏やかな1日を送れていますか?

僕の住む北ドイツの小さな町は今日も穏やかです。朝方は曇り空だったのですが昼過ぎから青空が見え、今は太陽の光がベランダに降り注いでいます。

先週までは花でいっぱいだったサクランボの木も今は少し黄色みが強い緑色の葉を少しずつ茂らしていますし、その隣の洋ナシの木は鮮やかな緑の葉を木全体につけています。その中をオーケストラのリハ中のように様々な鳥の鳴き声が止むことなく聞こえます。ヨーロッパの春の景色。心落ち着く時です。

そんな僕の生活も外の色合いが明るくなるとともに変わってきました。外に出ていくときの黒いダウンジャケットが黄色と白の縞のジップアップのジャケットに変わったり、家の中での洋服も何時もよりも薄着になったり。春の生活スタイルへと移動しています。

数日前にベランダ菜園のために野菜の種を植えました。今回は、トマト、ニンジン、ほうれん草と豆。豆は何と2日で発芽。びっくりですよね、この速さ。ほうれん草は5日後に芽を出していますがトマトとニンジンはまだ何もない状態。赤ちゃんを育てるかの如く水は足りているかとチェックをしたり、日の当たる時には外に出したりと世話をしているところです。大きく育ってくれるといいな。

僕の家庭菜園もこれで数年になるのですが、何時も美味しい野菜が手に入るというわけでもないんですよね。失敗の方が多いくらい。枯らしてしまう、水をやり過ぎてしまう、植え変えのポットの大きさを間違えてしまう。本当に沢山。「せっかく育てたのに、、、」って思う事もあったのですが、自分のミスを責めたところで枯れてしまった野菜がもとに戻るわけでもないので自分を責めることはやめることにしました。

皆さんはどうですか?自分を責めすぎてませんか?

イジメって色々とありますよね。職場や学校でだったり。特に何をしたわけでもないのイジメの対象に合ったり。そんな他人からのイジメは想像がつきやすいのですが、自分自身をイジメることって意外と気がついていない人が多いのではないのかなと思います。

日本はよく、「根性で耐えろ!」「忍耐、忍耐!!」というを大事にする文化なので自分を甘やかすという事を悪いこととみている人が多いのではないかと思います。英語では「子供を甘やかす」という表現は有っても「自分をあまやかす」という表現はないように思うのです。これは「人間、時には自分に優しくするのも当たり前」だと思っている考えが根底にあるからではないかなと思うのです。ですので「自分に優しくする=甘え」という構図ができないのかなとも考えます。

どうですか?

「甘えちゃダメ。頑張らなきゃ!」

「こんなのみんなやってること。自分だけが弱音をはいてどうすんの!」

「辛いのは自分だけじゃないんだから、耐えなきゃ!」

こんな言葉を自分自身に語り掛けていませんか?こんな言葉ばっかりを自分に言い聞かせていれば、どうでしょう?気が滅入ってきません?これって自分に対する言葉の暴力の可能性だってありますよね。自分の首をいつの間にか自分で締め上げている。なんと恐ろしい、、、。

皆さんが自分に厳しいのはどうしてでしょうか?

これって自分の能力が何かの域に到達をしていないから、十分ではないから「こんなんじゃダメ!」って言い聞かせるのではないでしょうか?ではその到達点ってどこなんだろうと考える時に「社会が求める完璧な大人」という領域なのではないかと思うのです。

色々な場面でもそつなく振舞えて、感情的になり過ぎずに冷静に論理的、かつ効率的な行動をとれる。知識も豊富でどのような会話もでき、仕事のみならずプライベートも充実している。

こんな大人の像をみんなは目標に追いかけてませんか?

けれど、こんな完璧な人間っているんでしょうか?もしかしたら僕たちは完成をすることもできない理想像をひたすら追いかけてそれになれなくて自分を苦しめているのであればそれって辛すぎますよね。

僕がわかること。それは、「この世の中に完璧な人間なんていないという事。」

みんなどこかしら欠陥があります。そして別に欠陥があってもいいんです。欠陥も愛すれば、ユニークな個性に変わるのですから。自分ができないことを頑張りすぎるのではなく、自分のダメな所も受け入れてそこから無理をしないで自分を成長させる。それでいいのではないでしょうか?

じゃ、完璧ではない自分をどう受け入れていくのか。これは自分にまず優しくすること。

自分を褒めてあげること!

大きな成功を成しえた時や、一生懸命に頑張った時に自分を褒めてあげるのはもちろんです。けど、普段の日常の中で自分を褒めてあげるのがもっと大事です。小さなこと、些細な事にまず気を付けてそこを褒めてあげましょう。

例えば

目覚ましが鳴る前に起きれた!「偉いじゃん!昨日ちゃんと早めにベッドに入れたからだね。」

植えた種が芽を出した 「ちゃんと水をあげて世話したから、芽が出たんだね。お世話頑張ったね。」

仕事で遅くなったのに自炊した「疲れているのに自分の健康に気に使ってあげたんだね。しかも野菜も使ったから長く冷蔵庫にしまわれたままの野菜もすべて使えたじゃん。偉いね。」

エレベーターが込んでいたので階段を使った。「自分が使わない分、誰かが先に乗ることができて人の役に立ってるね。また昇降運動は体にとってもいいから自分にもいいことしてるよね。」

とこんな日常の大したことない物事に何か褒めれる要素がないか探してみてください。

この褒め方が見つけられない人は、子供を褒めていると考えてみてはいかがですか?子供を褒める時って誰にでもできることなのに、「片付けできてえらいね!」、「上手に自分のお話ができたね。」ってほめてあげれるでしょ?あの目線を自分にむけてあげる。そうすればできそうですよね。

そして見つかったのならばちゃんと自分に誉め言葉をかけてあげる。その時はただただ褒めるんじゃなくて、心の中にいる自分を想像して、その自分の目を見てちゃんと言葉をかけてあげる。これが大事なのではないかと僕は思います。

このことについてYoutubeでサンドライトマトのつくり方の動画と一緒に語っていますのでお時間ありましたら、そちらも観ていただけると嬉しいです。

リンクもここに貼っておきますね。https://www.youtube.com/watch?v=YXYd-EfdKJI

皆さんが心穏やかで、静かな1日を送れていますように。

また次回お会いしましょう。

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