人肌が恋しいとき

地平線近くまで厚い雲が覆っていて、そのわずかな雲のない空の部分が鈍い黄土色と金色の光を解き放っている今日の朝。夏のような開放的な明るさでなく、暖かさがある一部で、ほんのり感るの朝の始まり。寒い部屋の中で自分の寝ている布団の中だけは温かい、そんな景色。

僕はよく、悪夢を見て突然に夜中に目が覚めたり、まれに泣きながら目覚めたりすることが多くて、そんな時に誰かが隣で寝ていると安心できるんですよね。”あれは夢だったんだ。隣にはこんなにも安らかに眠っている人間がいる。僕も安全なんだ。”って思えるから。

その他の時に”誰かが隣に寝てくれればいいのにな。”って思う時は、秋の終わりと冬の始まり。

自分の体がまだ寒さに耐える準備ができていなくて、朝方の寒さの厳しさに戸惑って、眠い頭で、”もう一枚毛布をタンスから取ってこようか、けど、めんどくさい。”なんて葛藤している時や、ベッドに入った時のシーツの冷たさが身体中に駆け巡る時。

”誰かが隣にいて、体をぴったりとくっつけられれば温かいだろうに、、、。”って無性に一人で寝るベッドが寂しく感じてしまうんですよね。

ユリ君は基本的に基礎体温が高いようで、夏は近くで寝ると暑いと感じるほどですが、冬になると湯たんぽのような感じで布団の中がちょうどいい温度に。今度会えるのが十一月の上旬なので、それまではユリ式人間湯たんぽとは会えないので寂しい気分です。

この季節って人肌が恋しくなりませんか?

 

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