まだ見ぬ景色を夢みて

天気と言うのは移動性があるもので、ここは晴れてもほかの場所は雨と言う事が頭でわかってはいるのです、、、。ユリ君からさっきメッセージが入って、”こっちは大雨で大変です。”との文面が。今僕の見える窓の外の景色は風も穏やかで、薄い青空と太陽の広っぽい黄色の光が見えるだけ。

ユリ君の職場はここから車で30分しか違わないというのに、見ている景色は全く違う物なんですね。世界と言うのは不思議なものです。こんなことだから戦争や差別も起こってしまうのだろうなってふと考えたりしてしまって、、、。その思考を一時ストップ。最近頭が働きすぎているのか、イマジネーションが強すぎるのか、寝つきがよくないんですよね。今日の朝も不穏な雰囲気の夢から目覚めて時計を見ると、起きる10分前。目覚めることにホッとするって良くないですよね。

昨日、日本のカレーを作ったことが原因かもしれないなー。ドイツの田舎の町では日本のカレーのルーなんて売っていないのでこの前に帰国したときに10箱まとめて買ってきたんですよね。人は粉につき2回分だから、日本に行ったときにカレー好きになったユリ君と、このカレーを毎月一回食べて全部なくなったら次に日本に行く時だねって。

そんなカレーを作りながら、何となく日本の家族の事を思い出して少しだけしんみりしてきました。あのカレーの匂いが僕の学生時代を思い出させて、色々な事があったなって思い出してきちゃって。あまり学生生活を楽しんだとは言えないけれど、それでもその周りには家族がいて、温かな夕食があったんだなって。

今はそこから遠く離れて、”大人”ぶって生きている自分がいて、一体あの頃から何の成長が出来ているんだろうって考えてしまう。皆さんどうなんでしょうね?年齢はどんどんと重ねているんだけれど、心の奥底にしまったままの子供の自分がいたりしません?そんな子供が最近僕の中で波風を立てているような気がします。

これに蓋をするべきなのか、真摯に向き合うのか、その決断を決めかねています。

さてちょっと暗い書き出しになってしまいましたが、クリスマスに戻りますね。クリスマスと言えば、プレゼントですよね。12月25日は僕たちの記念日でもあるので、ダブルでプレゼントとなっている僕たちなのですが、、、。

今回はコンセプトをもってユリ君へのプレゼントを選びました。

僕たちはハイキングが好きだし、旅をすることが好きなんですよね。特に観光地に幾でなくて、どちらかと言うと自然の中に飛び込んでいくそんな旅が多いんです。そこで、こんなプレゼントを。

 

これから先の数年間に行くであろう国々のアートポスター。これ全て同じアーティストの作品なのですが、そのポップさと静けさが気に入りました。白い額に入れたらぴったり。

あと、これ。ユリ君は何かあると昔のロスからサンフランシスコへの車の旅をするのと、このお洒落な構図でLAを表すデザイン性に僕が一目ぼれして、90cm*60cmの大型版でこちらはスリックにシルバーの細めのフレームをチョイス。

 

あとは、”もっとこれから先もユリ君と一緒に色々な風景を見に行こうね、”と意味を込めて、”死ぬまでに行くべき1001の世界のハイキングルート”という本を送りました。素敵な写真がいっぱいだし、それぞれのルートの項目にウェブアドレスがあって、それを見るとちゃんとその地図もグーグルマップに出てくるんです。ただ、1001と言う数を上手く理解できてなかったようで、この本なんと2kgも、、、。かなり重い、、、。

 

これからも僕たちがまだ見たことない景色を二人で見に行けたらなって思います。

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