またしても、一人

週末から天気が下り坂。といっても雨が降るわけではなくてどんよりと曇り空の毎日。どうせなら雨が降ってスッキリしてくれればいいのにと思うのですが、こればかりはどうにもできませんよね。

週末は特に何かをしたわけではなくて、家の片づけをしたり、ドイツ語の勉強をしたり、新しい本を読み始めたりと家の中で物事をしてました。

新しい本。なんて素敵な響き。僕は本を読むことが好きなので、新しい物語や登場人物に会えるともうとそれだけでワクワクしてしまいます。特に、はじまりの文章から、その情景や人々がすぐに浮かび上がってくる本は。

今読み始めたのはCall Me By Your Name by Andre Aciman。この本はアメリカで映画にもなって話題になりましたが、僕はまだ映画のほうは見ていないんですよね。日本語対ロつは”君の名前で僕をよんで。”だそう。日本で上映されたのも意外と最近で今年の四月の終わり。もしかしたらどこかではまだ上映をしているのかもしれませんね。

僕も内容を詳しく知って読み始めたわけではないので読みながら登場人物の心模様を探っている感じなのですが、17歳の少年と、父の知り合い、といっても大学の優秀な学生を6週間。イタリアの別荘に招待をするというもの。この二人の愛の物語。

もちろん、ゲイであることが僕がこの本に興味をそそった最初の理由ではあるのですが、温度と香りが伝わってくる小説だなって読みながら感じています。暑さが強すぎてけだるい空気、乾燥した土地とそこにあるちょっとぬるめの水の色。そして僕の想像の中では松の木の匂いが充満してて、本を読みながらもその匂いにむせ返りそうになるくらいに。

本にも種類があって。この小説は声に出すと本当にその美しさが感じられるし、その世界にも入りやすい種類の本です。もしお手元になるなら、お試しを。

僕といえば、月曜日のドイツ語教室を終えて、大方の宿題も汽車の中でして、ちょっとだけ時間を持て余している感じ。もちろん、しなくてはいけないことがたくさんあるのですけど、そのことはちょっと脇において素敵な余韻に浸りたいなって思うんですよね。

僕また一人になったんです。ユリ君がトレーニングのためにドイツ西部の大きな街に1週間出張なので、僕はちょっと時間を持て余し気味。

ジャズの音楽を流して、ちょっと早いけど赤ワインと、素敵な本で一人の世界を楽しもうかな。

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