洗濯機の設置とドイツ語の葛藤

今日はスッキリした青空が広がっているドイツ北西部。久しぶりの綺麗な朝焼けも見れて、”いい朝を、迎えられてるな。”と言う充実感を感じています。今日は、金曜日。今週の始めに、”残業の残り時間があるから、金曜日休めるなら休みを取る。”と言っていたのですが、会社が忙しいようで却下され、それでも”早めに帰ってくるから。”と仕事に出かけて行きました。

ちなみに今日は3つの小包が届く予定です。

そのうちのひとつは昨日、一度来たのですが、、、。今日の再配に。というのも、いつもは荷物を受け取ってサインをしておしまい。そのつもりで受け取ろうとしたら、荷物をすっと横に動かされて、”お金の支払いがあるよ。”との事。ユリ君は事前に何も言っていなぁったので???と思ってよくよく聞くと、関税だそう。送り主の国ははるか遠いオーストラリア。”あれ、ユリ君オーストラリアに何か頼んでいたっけ?しかも関税が3000円ほど。手持ちはあったのですが、もしユリ君が頼んでないものでも困るので、”ごめん。今、お金持っていないんだけど。”と伝えると、大丈夫だよと伝票を置いて行ってくれました。僕が理解したところによれば、”取りに来てね。”と言われたと思ったのですが、伝票にはその場所の明記がないとユリ君に言われ、”どうしよう!!”となったのですが追跡コードで調べてみたら今日の再配となっていた模様。けど、ユリ君なにをわざわざオーストラリアから買ったんだろ?しかも、”これって払わなきゃいけないの!”っていうので、説明しておきました、EU圏以外は運が悪かったら関税かけられるよ。って。

さてさて、お待たせしました。昨日の予告にあった洗濯機設置のお話。

洗濯機を新しいのを買って。昨日の朝10時から昼の2時にお届け予定と聞いていたので、家の鍵、地下の鍵、外用のスリッパを玄関前において準備完璧。昼過ぎ頃かなって思っていたら10時半になる呼び鈴。”来たか!!”と息をいったん整えていざ出陣。

配達のお兄さんに、挨拶をし”洗濯機ですか・と聞くと首を縦に振りどこに運びますかと聞かれ、”地下でおねがいします。ちょっと待ってください。そのドアをあけてきます。”といって一旦アパートに入って地下へ。そこから中扉を開け、外扉の鍵はどれだっけとしていると背後で物音が。

階下に住む、ちょっと風変わりなおじさんがそこには。このおじさん前のブログでも書いたことがあるんですが、ユリ君曰くこのアパートからほとんど出ることもなく、常にアパートに誰が出入りをしているか監視をしているそうで、、、、。人種差別者的な事もいうことがあると、言うおじさん。”洗濯機を置くときには、あのおじさんが出てくるだろうね。彼はここを”管理”してると思っているから。”と言われていて、どうせなら出てこないでと思っていたのですが、、、。登場です。

どうしたんだ?と聞かれて、”新しい洗濯機を、、、。”と答える僕。鍵が何個もあってどれだっけと焦る僕。”全部の鍵を試してみなさい。”とおじさんに言われようやく開いた外へと通じるドア。配達の人たちをまずは地下に案内して古い洗濯機を持って行ってもらいました。

階下のおじさんは自分の地下の部屋へのいったので、一安心。

新しい洗濯機が運ばれてきます。”どこに、どのように置きますか?”といわれ身振りで答える僕。するといつの間にかおじさんが。

”おー、ドイツ製じゃないか。いいね。ドイツ製は品質がいいから。しかも3年保証。”と突然の会話。特に誰にという訳でもなく、喋り始めて。僕も隣で、”そうだね。”ぐらいしか言うことがなかったのですが、配達の人がその話にちゃんと受け答えをしてくれて助かりました。その後、その人がポーランドから気rていることをおじさんが聞き出し、”いいところだね。”と褒めれば、”いやー。けどね今のポーランドの政権はダメですよ。”と答えると、”どこもダメな政権ばっかだよ、世界中。”とのおじさんの返答。(意外と、僕も聞き取れるんですよ。笑けど、それに返答するというのが難しいですよね。)そんな話を聞いて、おじさんドイツへの愛国心は強いけど、そこまで差別的ではないのかな。とおもったり。

途中で、配達の人にかなり長い文章で質問をされて、最後に分かったのが、”君がする?それとも僕たち?”みたいだったので、多分セッティングだなと推測して、そちらで。とお願い。その後排水ホースをつなげたり、給水線パイプを蛇口につけたりしてくれたので、どうやら僕の推測は当たったようです。

全て終わって、設置も完了。配達の人もかえって、おじさんと二人で地下に残される形に。

もう帰っていくのかなと思ったら、突然のドイツ語の質問。だけどよく分からないんですよね、何を聞きたいのか。2回ぐらい聞き返して、”今何をしてるんだ?”みたいな感じの事を聞きたいのかなと思って、答えたけど、それに続く質問。“コンピュータか?”みたいなことを言われ、”コンピュータは得意ではないな、、、、。けど、働くって単語も聞けたしな、、、。”過去にどんな仕事をしていたのかをっ知りたいのかな?”って思って、”ロンドンでフォトグラファーをしてました。”って言ったら、納得したよう。”それで、ドイツでもそうしたいのか?”みたいな感じの質問だったので、首を縦に振ると。また納得した表情に。”今日はありがとう。”とおじさんに伝えると、”じゃ、またね。”と言って自分の地下の部屋にと入っていきました。

確かに、ちっと気難しく、問題点もあるおじさんの様ですが、ユリ君が言ったほどの感じじゃないのかなって思っているのが正直な感想です。

はー。けど、ひと段落。その後は緊張感が解けたのか、一気に力が抜けた気分でした。まだまだ、ドイツ語をマスターするには沢山の険しい道がありそうです。

 

 

Leave a Reply

Your email address will not be published.