昔の習慣を再び

実は今、ドイツ語学校が夏休みなんです。8月の終わりにまた学校が始まって、一ヶ月ちょっとの9月1日が試験なんですよね。なので、夏休みといいつつも毎日ちゃんと欠かさず勉強はしているのですが、なにせ30代も後半に入って覚えていても、数日後には単語を忘れているという悲しい現実。ただ、”忘れるのは仕方がない。いつかは頭に残ってくれるだろう。”という思いで先を続けています。あきらめも肝心ですからね。

学校がないからと言って僕の1日のスケジュールはあまり変わりません。6時過ぎには起きてユリ君を見送って、そのあと日記を書いたり、ドイツ語の勉強をしたり。通学時間が無くなった分、その時間を使って掃除をしたり、洗濯をしたりできるのはいいですよね。あと、せかせかされないので穏やかに日々が送れるということも。

今日は寒いのですが時には晴れ間ものぞていたので近所のスーパーに出かけて、食料を買ってきました。葉が付いたまま売られているラディッシュや、オーガニックのズッキーニ、パプリカにユリ君の嫌いなナスも。夏野菜を使ってオーブンで焼き上げようかなって考えています。週末ちょっと野菜不足なメニューなので、それを取り返すためにもいいかなって。味はこれもユリ君が苦手なアンチョビで味付けようと思うのですが、これを機に好きになってくれるんじゃないかと期待するのはダメかな?

そう最近していることがあって。これってなにも新しく始めたことではなくて、子供のころの記憶がふとよみうがえってきてまた始めたものなんです。子供のころの習慣で、大人になることで忘れてしまったことってありませんか?よく眠れるようにするおまじないとか、ちゃんと起きれるように置きたい時間の数だけ枕を軽くたたくとか。時間の流れとともに忘れてしまったことたち。

今しているのが、リンゴ酢を飲むこと。

これは僕の母親が僕たちにも見与えていたんですよね。今思えばうちの母はモダンな考えで、小学生の時からサプリメントを僕たちは与えられていました。カルシウムとかビタミンとか。今でこそ当たり前になってきているけど80年代の後半の阿蘇の田舎町でそんな人は多くなかったのではないでしょうか。その中に夏にはリンゴ酢を飲むというのがあって。もちろんそのままだと咽るので水で割るんですよね。それだけ。酸っぱさが強いのですが飲めないほどではない。子供だった僕と妹はすぐにその味に慣れ、ゴクゴクと暑い夏の日飲んでました。後味がすっきりしているのも夏にはぴったりで。

そのほかにも牛乳で割るっていう方法も母はしてました。酢と牛乳は混ざると少しだけ凝固するんですよね。白と黄色の不思議なまだら模様のそのドリンク。科学の実験みたいで好きだったな。

そんなことを思い出したのが、数週間前。近所のスーパーで、白ワインビネガーが切れたので探しているとフルーツ酢のコーナーが。その中にはマンゴー酢、ラズベリー酢などとともにリンゴ酢も。しかもパッケージのラベルに甘めとの表示が。確かにほかの巣に比べると当分表示が高め。たぶんこれは僕が子供のころに飲んでいたものと似ているんだろうなと思って買うことに。

やっぱり飲んでいなかった期間が長くて、最初は咽ました。漫画みたいに。けど今はもう大丈夫。この飲み物を口にするたびによみがえってくる僕の子供時代の夏の記憶を脳裏に感じながら。

皆さんもどうです、何か昔の習慣をまた始めてみては?

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