外国語を学ぶ心構えとは

夏時間が来たドイツは3月の終わりにして日没が午後8時。なので、最近はユリ君と夕飯後に散歩に出かけています。午後7時過ぎの街並みはまだ明るくて冬の暗さが嘘の様。春めいた感じもあるのですが、日本のようなポカポカの温かさはこの夕暮れ時にはなくて、コート着用での散歩。でも、ダウンジャケットがいらなくなった分、寒さも和らいでいるっていう事ですよね。もうすぐ4月にもなるし、今年はイースター休暇が今週の金曜日から翌週の月曜日までと心躍ることが目白押し。その間にも引っ越しの準備を着々と進めているという現状です。

このお祭りは処刑をされた人間だったキリストが地上に神としてに復活した日をお祝いするものなのですね。そしてこの日は年によって日付が変わる移動祝日なんですね。

イースター、英語で書くとEaster 東って意味の Eastに erが付いた形なんですよね。イスター、イスターって呼んでそれが定着しすぎてよく考えれば東の意味だなって思った事があって。それがドイツ語のイースターがOsternっていうのを知った時。Ostは東をドイツ語では意味する単語で、英語のイースターもと言う事は東が語源になっているのかと気が付いたことにあるんです。言葉って面白いなって。

僕のドイツ語も着々とその実力を伸ばしているように思います。そしてようやく待ちに待ったドイツ語コースの始まりがイースターホリデー明けの来週の火曜日。レベル4がどれくらい難しいか今は未知数ですが、頑張ってみたいと思います。

このブログを読んでいる人の中には英語やドイツ語、またはほかの言語を学んでいる人も多いのではと思います。僕も、ドイツ語を今猛勉強中でこれが僕にとっては3番目の言語です。そこで今日は、母国語ではない言葉を学ぶ時の姿勢について書こうかと。

僕がアメリカに留学したのが19歳になったばっかりの時、それまでは海外旅行をしたこともなく地元の田舎町でNHKのラジオなどを聞いて勉強をしていました。アメリカで勉強をしているときはひたすら、”ネイティブみたいに喋りたい!!”っていう思いが強く、大学が無料で提供する発音のコースとか、作文のコースを普段の授業とは別に取っていたんです。そのかいあって、発音も上手になったし、読み書きも良く出来るようになったんですよね。それでも、やっぱりネイティブの人との差って埋まらないんですよね。今も日常で英語をしゃべることが多いけれど、喋りながら”あ、今のところは間違ったな。”って気が付くことが多いし、発音できない音もあるし。英語の環境に入ってもうすぐ20年近くなるにこうなのだから、完璧になることはないってもう諦めてます。

けど、この諦めこそが大事なんじゃないかと最近思うんですよね。

日本の英語教育は皆さんご存知の通り、テストでいい点数を取れるための勉強ですよね。例えばテストで、He play tennis every weekend.って書くと点数はもらえません。なぜか?主語が3人称単数の時は動詞に3単元のsが付くからですね。では、この文章をネイティブの人に話して通じるのか?もちろん通じます。”なるほどね、彼は毎週テニスをするんだね。”って。英語って自分の思いを言葉に乗せて伝えるコミュニケーションの道具ですよね?その道具が少し具合悪くても相手には通じることが多いという事なんです。たとえば日本語で、”友達 毎週にテニスします。”って言われても意味わかるでしょ?完ぺきではないけれど、言いたいことはわかる。これが大事。ネイティブと同じように喋れるには中学生くらいまでにその国に行くことなのだそう、だからそれ以上の年齢の人は完ぺきになれないってことですよね。なんとく残酷に響きますが、そう考えると完璧でなくていいんだって肩の荷がおりる感じがしませんか?

これが大事なんだって。完璧な文章が出来たがいいけど、できないからって卑屈になることはないんですよね。日本語を勉強している人が時に間違いながらしゃべる日本語って”かわいいな。”って思ったりするでしょ?特に僕たちは見かけがアジア人で、”英語やヨーロッパの言葉は喋れないだろう。”って思われているので、聞くほうもその態勢で聞いてくれるのは僕たちの人種の得だなって思います。完璧に喋るという事は諦めて、自分の思いを一生懸命に伝えるという事に重きを置くと少しは喋るのが楽になるかもしれませんよ。

あとは、自分を褒めてあげる事。言語学習って時に、”うわー。一気にレベルアップした!!”って思える時と、”この数か月伸びてるどころか、後退してるな。”って時期があるんですよね。前者の時はいいのですが、後者の時は落ち込みますよね。一生懸命に努力しているのになぜ報われないのか、、、。自分にはその才能がないのでは、、、、と。けどね、着実に伸びてはいるんです。ただその伸びが目に見えるようなものでなくて、しかも今までよりもその言語についての知識が多くなった分、今まで気が付かなかった自分の初歩的ミスに目が行ってしまう、だから自分の語学レベルが後退したように感じてしまうのではないでしょうか?そんな時は、出来たところを褒めてあげてくださいね。”複数形の形がちゃんと頭に入っているね。とか、格変化が出来るようになったね、”って。特に大人になると褒め貰える機会が少なくなりますよね、それならば自分で褒めてあげましょうね。

ドイツ語を習って思うのですが、ドイツ語圏の人はドイツ語を頑張って話そうとする人にやさしい気がします。つたない単語の羅列のような僕のドイツ語をと頷きながら辛抱強く聞いてくれたり、”ドイツ語、頑張ってるんだね。”って声をかけてくれたり。これがね、英語圏ではないんですよね。”え、英語が喋れて当たり前。”みたいな雰囲気がアメリカにもイギリスにもあるん気がします。だからなのでしょうか、日本に来る英語圏の人って物凄いスピードで英語を日本人に話しかけてきたりしますよね。”日本語喋れないいんなら、ゆっくり喋ってあげようよ。”って思ってしまうのは僕だけでしょうか? 逆に日本を観光している人が少しでも、”すみません。’、とか、”ありがとう。”って言うと”がんばってるね。”っておもうでしょ?多分そんな思いが英語圏以外の国の人は持っているように思います。

ってこんなことを他人に書いているように見せて、自分自身に”大丈夫だよ。しっかりやっているよ。完璧でなくていいんだよ。”って言い聞かせてるんですけどね。

もし何か英語でも、外国語を学ぶにあたって知りたいことでもあったらメッセージでもくださいね。僕の知りうる限りの知識をお伝えします。

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