冷たい雨の降る夜に

今日は身を切るような寒さのロンドン。予報によるとどうやらイギリスの北の方では積雪の恐れがあるとのこと。明日の朝の最高気温は2度。

そんな寒くて、雨音が屋根を叩く夜には温かな毛布に包まって、熱いお茶で体をあたためるのが一番だなんって僕は思います。

あのギックリ腰から1週間、そして今日が初めての仕事日でした。朝9時から夜の7時までの立ち仕事なので、かなりの不安もあったのですが問題なく生き延びましたよ。もちろんまだ完治したわけではないので中途半端な格好で屈んだりせずに、ちゃんと腰を落として物を取ったり、無理せず頑張っています。痛みはなくて、なんとなく腰の周りに覚える違和感だけ。ゆっくりと体を慣らしていければなって思っています。

ギックリ腰の日々に、動けもせずにいたので映画を見てました。最近はアマゾンなどで観れるから楽ですよね。自分が見ないようなものも見れるし、そして時に”これって以外と面白いんだな。”って発見もあるので楽しいですよね。

 

今回観た映画で好きだったのが、Paper Man(これはアメリカ公開時のタイトル)で、イギリスではUnlikely Hero。日本での公開はまだ、、、というよりも一生なしかな。

というのもあんまり批評家からの評価が良くないんですよね、この映画。コメディとしてのリズムがないとか、生ぬるい感じとか。rotten tomatoでの評価は32%、観客のパーセンテージも48%と残念な数字に。

けど、僕にはスンアンリト物語が入ってきたんですよね。”あー。わかる、こんな感じ。”そんな映画や音楽ってありませんか?他の人にはあんまりわかってもらえないんだけど、自分の中ではものすごく共感できるものが。

物語は、ある中年男性。作家だけど、何も書けなくて困っているそんなダメ作家。妻はキャリアのあるお医者さんで、あまりにも書けない作家のために海辺の町に家を借りることに。彼女は仕事があるのでここに来るのは週末だけ。そんな有り余る時間に作家は書こうとするのだけれど、すぐにやめて、はじめて、やめての永遠の繰り返し。

そんな時、ゴミ箱に火をつけて逃げた少女を見て、尾行。自分の子供もいないのにベビーシッターとしてその子を雇うことに。

そこから始まる奇妙な友情の始まり。

この映画は奇妙が重要だなって、思います。中年の男性には子供の頃からの想像の友達(正義の味方のようなヒーロー)でその想像の友達が時に画面に現れては消え、そして現れる。そのコミカルなやり取りももた絶妙で僕は好きなテンポ。

映画の全体的な色としては灰色。との登場人物も好きになれるかというと、なれない。何か感動的なことが起きるのかというと、起きない。そんな映画。

ただ、ゆっくりとゆっくりと、この映画の温度や流れに包まれて流れていける。そんな心地よさがこの映画にあって、僕は好きなんですよね。

予告版だけ、英語だけど見つけたので見てみてください。

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