走ることから派生する思考

イギリスは3連休の2日目。朝起きると穏やかな青空。こんな日には走りに行くしかないですよね。僕、雨が降る日は走らないんです。だって靴が汚れてしまうのは悲しいし、ビチャビチャになってまでも走りたいという欲求が湧かないから。もしかしたら、これっていつも走っていたら変わってくるものなのでしょうか?

僕は今、週に2回の走っていて、1回につき10km。目標は45分を切るという設定ですが、なかなか難しい。2週間前までは48分台でしたが、先週に入って一気にタイムが46分台に。今までの最高が先週の木曜日に出した46分18秒。もう少しで、45分台なんです。今日は45分台を出そうと望んだのですが、、、46分32秒。もしかしたら、ここが第1の壁かもしれませんね。頑張ります。

この10kmのコース、とても気に入っているんです。ほとんどが車通りがないようなところを走るのでほとんど信号に走りを妨げられないし、高低差もあって楽しいんですよね。僕は山で育ったためか真っ平らでどこまでも直線っていう道を走るのが苦手なんです。走っている途中で、なんとも言えない虚無感にとらわれてしまいそうのなるから。

まっすぐだと、何をゴールにしていいかわからなくなるんですよね。それが曲がり角がある道なら、あの曲がり角までは頑張ろうって力を出し切れるから。これって僕の人生でも言えて、あまり長い先の見えないゴールに向かうのは僕は苦手で、頑張れば手に届きそうなゴールに対して猛ダッシュをする方が向いているように思います。

走るのは朝に限るというのも僕の信念。朝の空気って人が少ない分、呼吸がしやすい気がするし、その空気自体が夜と朝の冷たさのような、清潔感を持っているところも好きだから。それに走り終わって必ずお風呂に入るのですが、その時にまだ朝なのにお風呂に入れるっていう優越感も朝の走りを僕がする理由の1つです。僕の記憶の中の朝風呂は、日本でいた時の元旦の日。けど、よく考えると夕方の3時ごろで決して”朝”風呂というわけではなかったのに、僕の記憶では”朝風呂”とつながるんですよね。”日が高いのにお風呂に入れるのは贅沢だな。”って言っていた父のことをそれと一緒に思い出します。だからか、朝風呂は物事の始まりという節目を感じさせてくれるものでもあるんですよね。

そう思うと、子供の頃の体験や感覚って大事ですね。35歳になってもなおその行動に無意識のうちに現れるのですから。

今は夜の10時過ぎ。少し前に雨が降り出して、今は僕の家の屋根を優しく叩いています。温度もそれに伴って冷やされて、少し寒さを覚える弱い風が窓から流れ込んできています。夜の雨には本当に心を休める鎮静効果がありますよね。穏やかに海底に沈んでいくようなそんな感じが。

今夜はゆっくりと眠れそうです。

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