穏やかに過ぎる夜の時間

今日は長丁場の仕事だったので、家に帰ってきたら疲れを全身に感じました、僕が仕事の疲労感を感じるのは、仕事を終えて家に帰り着いた瞬間。ドアを開けて靴を脱いで、ほっと息を吐いた瞬間に全身を疲れが包む、そんな事が多いように思います。写真の仕事にしろ、テイクアウェーの店でも一定のテンションで(しかも少し高めで)働いているので帰り道まではその余韻でどうにか頑張れるのですが、家に着くと一気にその仮面が剥がれてしますようです。

ユリ君とのスカイプ電話の後にソファーに横になったら、いつん間にか眠りに疎開に落ちていました。だけど今夜は深眠にはならずに30分後には目が覚めて、その後シャワーを浴びに。立ち仕事を10時間してると体のあちらこちらが悲鳴をあげているのを感じます。熱いお湯に打たれながら自分で全身にマッサージを。特にふくらはぎ、足の土踏まず、肩と腕はぎゅうと押してやると軽い快楽的な痛みとその後に感じる血液の循環が心地いいんですよね。

それを終えて、今はラズベリーのジャムを入れてほんの少しだけ甘くした薄めの紅茶を飲みながら、このブログを書いているところです。

肌を伝うお湯と自分の指を感じ、口で甘酸っぱいお茶を楽しみ、雨に濡れた夜の匂いを嗅いで、また自分自身の時間を取り戻すこのプロセスが僕にとっては大事ことのように思います。

それと、もう一つ大事なことが。耳からも素敵なもの感じていたいじゃないですか。最近聞くのが、この音楽。

 

マックス  リヒターという作曲家。西ドイツ生まれのイギリス育ちと、何か僕の今の生活パターンにも共通して嬉しいんですが。彼の音楽は心の中にスーって入ってくる感じと、自分の中から奏でられる音楽のようなその相互性を持っているように思います。少しの恐怖と、懐かしさと、神秘さを小さな闇を混ぜて綺麗に並べた感じ。

この曲が、日本で最近公開された”メッセージ”という映画の中に印象的に使われました。映画もものすごくいいのですが、この音楽が本当に素晴らしくて。もし、見ていないのなら是非、映画館で。いい音響で聞くと本当に心と共鳴しますよ。

彼の作品の中でよく聴いているのはこの曲も入っているアルバム、The Blue Notebooks。この中には女性がカフカの作品の一部を音読したり、タイプライターの音などが入ってきたりで、これも粋だなって思います。

ちなみにその後に発表されたSongs From Beforeで朗読されるのは村上春樹さんの物語なんですよ。面白いですね。これには雨の音が入っていたりで情緒があります。

最近、歌詞がない音楽がすんなりと体に入ってくる気がします。これって年をとったっていうことなのでしょうかね。言葉のないメロディーに体を預ける楽しさを知れたというのは本当にいいなって思えます。多分歌を歌うのは自分の思いや願いを表現するけど、メロディーは心との共感が強いように思うのは僕だけでしょうか。

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