本はよく噛んで味わいましょう

金曜日ですね。ユリ君は、今日は残業都築だった時の時間を有効利用してお休みを取っています。こんなところがドイツはすごいなって思います。残業をお金に換算してもらうのか、ほかの日に当てて平日を休みにするとか。良く出来たシステムです。僕と言えば少しだけ、緊張気味。実はついに地域の学校のドイツ語講座のレベル分け試験に招待されているからなんです。あと4時間もなく、テスト。けど、特に最後にテストに向けてやれることもないし、楽しんできます。ユリ君がついてこようかというのですが、なんでも頼ってばかりはいけないので一人で行ってきます。レベルは6つに分かれていて、下から2番目、よければ下から3番目のクラスには入れればいいかなというのが僕の目標。頑張ってきますね。

引っ越しについては色々と動きが。土曜日に見に行く田舎のアパートは時間の設定も決まって、あとは見に行くだけ。問題は駅までの距離と、インターネットの遅さ。そんな中、ユリ君から新しいアパートの情報が。新しく建てられたアパートで、駅からは歩いて30分ほどだけど、スーパーなどは歩いて5分。床暖房完備で、エレベーター付きといい環境。ただ、値段が少し高かったので聞いてみると、暖房費などの電気量が新しく優秀なアパートは抑えられるから、そこまで問題ではないとの事。それで、これも不動産やを通さずにプライベートでの交渉なので今日の夕方、見学に行けることに。今朝の朝まで喜んでいたのですが、ユリ君の気にするインターネットの速度を調べたら、周りのところは全部早いインターネットなのに、ここ周辺の20mだけポッカ入り穴が開いたように高速インターネットが通っていないという事実が。人生上手くいかないものですね。笑

皆さん読書は好きですか?僕は活字中毒と言っていいほど、何かを読んでいないと落ち着かいといほど。今も4冊の本を並行して読んでいます。4冊同時に?って思われる人もいると思いますが意外とごっちゃにはならないものですよ。もちろんすべて違ったジャンルのものだからだとは思いますが。一つは紀行文、一つは小説、一つはライフスタイルについてで、最後は詩集。どれも1日に割く時間はそれぞれ15分ぐらい。

最後に出した詩集なんですが、これが素敵なんですよ。ミニから2年前にクリスマスプレゼントでもらったものなのですが、中に366の詩が入っていて、それぞれに日付が売ってあるんですね。なので、1月12日はこの詩。それとその詩人やその詩についての短い文章も添えられているんです。今までそこまで詩に特に英語の詩に興味を持ったことはなかったんですが、読み始めると言葉数が少ないぶん、自分の頭の中での想像力をフル活動させなくちゃいけないのも面白い。あとは、この本を編集した人がその季節に合ったものを選んでいるので、詩的な季節感を味わえながら眠りにつけるのも幸せも。

昔は本を読むときに、早く読もう。なるべく多くの本をって気持ちで読んでいたように思います。ただね、それをやめました。もちろん、僕は速読の技術も持っていなしそんなに速く読むのが得というわけでもないのだけれど、今はゆっくりと噛みしめるように本を読んでいます。例えば小説は夕飯を作ってシチューを煮込んでいる時間だけ読むとか、デンマークのライフスタイルを書いた本はユリ君がゲームをしているときに読むというように。

じっくり読んでいくと不思議なものでその著者の書き方みたいなものが見えてきて面白かったりします。この人はこんなにも一つの物事から物事を飛躍させることが出来るんだなとか、時間配列ごとに物事を書くのでなくてそれをばらして組みなおすとこんな不思議な感覚に陥るんだなとか、この本は男性目線で書かれているけれども本当に言いたいのは女性から見た視線や思いなんだなとか。これがゆっくりと読むといろいろなことが見えてきて面白いし、その作者の人生哲学が散りばめられているようで、それに気づくのもまた楽しみであるように思います。

どうですか、皆さん始めてみませんか?本を読むのではなくてじっくりと時間をかけてかみ砕いて味わうという読書を。

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