夢から得る経験値

水曜日の静かな夜を迎えているドイツ北西部。夏至も終わって毎日の日照時間が当時迄短くなるわけですが、今午後10時15分。空はまだ青く、西の空はもう少しで日の入りのようで青を混ぜたオレンジ色をしています。そう、ヨーロッパの夏は夜遅くまで明るいんです。言葉で書くと何ともないっかもしれないけれど、日本の人はこの明るさには正直びっくりすると思います、寝れないくらいに明るいので。

ユリ君の出張も中場。今日はセミナーが主催する夜のショーに出かけるのだとか。このセミナー、昼間はもちろん勉強会なのですが夕方から観光船で川下りとか、今日のようにショーの観劇だとか催し物も多いんですね。仕事だけじゃないので、それも楽しそう。

僕は学校から帰ってドイツ語の勉強をして、筋トレ、庭の植物に水やりをして夕食に。今日はひとりでチーズフォンデュ。え!!夏に!!って思われそうですが。実は今日の学校帰りに食料品を買いにスーパーに行ったら、チーズフォンデュのパックが10円で売られていたんです。そう、10円。もともと在庫が多いか何かで安売りになっていたんですよね、それの中の数個が明日賞味期限が切れるので10円ほどの値段で売られていたというわけ。これで夕飯は決まり。

ただ家に帰ってもチーズフォンデュセットが見つからない。仕方がないのでコンロを弱火にしてコンロ脇で一人でチーズフォンデュを楽しみました。

その後、グレーズアナトミーを見て今このブログを書いていて、買い上げたらベットへと行く予定です。

寝ることで思い出したのが、昨日の夢。朝4時ごろの夢。僕は夢を毎日のように見るのですが、なんとなく現実味を帯びた悪夢っていうのが多いんですよね。けど、悪いことでもなくて人生を疑似体験できるから悪くないかもなって最近は思えます。

昨日の夢も興味深かったんですよね。上手く説明できるかわからないのですが。

僕は夢の中である建物の中にいます。天井が高くて、全体的には暗いんですよね。黒いのの壁で証明もあまりなくて、スポットライトのような明かりが何個かあり、かなり近代的な仕様の建物。その部屋というか、ホールには10-15人の人がいて中には子供も。その子供は男の子で、ここは空気の循環が地下の装置で入れ替えになっているので汚染された空気は入ってこないんだよ、よというのです。そう、どうやら僕たちは空気が汚染させた、または空気を介して感染する病気が存在する世界にいるようでその空気に触れると杉生に死ぬわけではないのですが、いずれは死んでしまうというもの。そして僕たちはうまく生き延びて、この部屋へとたどり着いたとうわけ。

ホールは数か所の扉がありますが完全に扉が閉じられ、光も入ってこないほどの密閉具合。

すると、とんとんとドアをたたく音。そこでよみがえる記憶。そうだ、僕たちは自分たちの仲間をおいて、先にここへと向かってきたんだ。あれは仲間たちでここへと入りたがっているんだ。そして彼らはどうやらそのウィルスに感染したようで、体に赤いぶつぶつができているという叫び声がするんです。このまま彼らが中に入ってくれば僕たちは確実に観戦して死を迎える。

皆が自分の近くの扉へと近寄ってドアノブをしっかりと引き開けれないようにします。もちろん僕も。

ドアのノブをしっかりと持ちながらある考えが。このホールには食べ物も何もない、だとすると僕たちはいずれ飢えで死んでしまう、または地下の空気清浄機が何らかの異変を起こしたらここの空気もウィルスが入り込んで死んでしまう。つまりは僕たちは死ぬ運命であり、それが遅いか早いかの問題でしかないのだ。そう思うと、ふっと気持ちが軽くなって、今まで自分の仲間だった人が外にいてそれを妨害している自分が小さく思えて。そしてドアを開けることにするんです。

そこには体のあちこちに小さな赤い斑点をつけた自分の仲間が。そこからは死の恐怖はなくて、バーカウンターに座って今まで思っていたことや、誤解していたことを話してお互いを分かり合う、そこで僕の夢は覚めました。

面白いでしょ。確かに自分を主観的でしか見れないと、自分に害を加えるものは見方でも悪と決めつけてしまいそうですが、少し客観的に自分を見て、またその周りの状況を見るとそこには違った答えがあるということ。

夢は本当に僕に色々な経験をさせてくれるし、いろいろなことを気づかせてくれて重宝してます。

さて、今夜はいったいどんな夢を見るのかな?

 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *