オーストリア ハイキング旅 その2

秋の穏やかな日が続くドイツ北西部。ヨーロッパ人のなかでは何かと夏が大事って話題が多いのですが、この秋の気配も好きなんですよね。確かに少し気温は寒いんだけど、空気が澄んでいるし、木々の色も一気に色づいて、心が静かに落ち着く感じが僕は好きなんですよね。紅茶も何となくおいしく感じるのがこの季節。午後の陽光の中に飲む紅茶の美味しさ。日本も秋はおいしいものが沢山出回るので、口にもお腹にも嬉しい季節ですよね。

お茶、僕の生活に欠かせないものの1つなんですよね。あと、本などの活字。これは絶対に僕の生活に潤いを与えてくれるものだなって。

勿論オーストリアの休暇中にもお茶飲んでました。紅茶だけでなく、緑茶、ハーブティー、薬草など何でも好きなんです。オーストリアには山のハーブでできているお茶があるのでスーパーでそれを買って飲んでました。さすが山の国オーストリア。山チーズ、山ハーブ茶などの山のネーミングの多いこと。また、それを買ってしまう僕。ハイキングにも持っていけるように保温の水筒に熱々をいれてもっていきました。

ハイキング2日目は少し短め。だって、初日が7時間ですからね。あんまり無理はできないですよね。といっても、朝10時出発で夕方4時半とあんまり変わらない時間歩いてはいたのですが。

ただし、昨日が最初1時間がひたすら急斜面だったのに比べて、この日は穏やかな登りだったこと。上の写真で言うと、この日の道が未舗装の道で、先日の道は右側の緑の草の道をまっすぐ上る感じ。ね、これだけでも初日とこの日の違いが分かるでしょ。

2日目はやっぱりね、体にガタがくるというか。ちょっと疲れがすべて抜けない、みたいな感じ。ここで感じるのがユリ君との年齢の差。ユリ君はまだ30代前半で、僕が30代後半。ね、年齢差って出ますね。

ね、余裕のユリ君。ま、元気がいいですね。悔しいけど、ハイキングはユリ君のほうが上手。

今回も段々と登ってきましたよ。この地方の素敵なところは一気に視界が開けるところ。

ちなみに左の木製の建物は家の小屋。よく見ると洗濯物干しなどが見えるでしょ?ほとんどの人が谷の底に住んでいるのですが、こんな高いところにも家があるんですよね。この景色が窓から見えるなんてなんて素敵な家なんでしょうね。

僕がこの地域をハイキングして思ったのが、ヨーロッパの山は奥まで人間の手が入っているなってこと。本当に山の頂点の近くまで放牧された牛がいたり、スキー場になっていたりと手が入っている。特に放牧の歴史は長いようで、自然と人間の共存が感じられる景色でした。

昨日も至る所にいた牛さん。今日も山のように牛がいたのですが、ある所では牛が道をふさいでいました。どうなるのかと近づいていくと、ほんの数メートルまでは道にどっかりと座っていましたがその中の2匹の牛さんが突然にのっそりと立ち上がって道を開けてくれました。やさしい。そう、あくまで牛優先。

右上の牛さん見えますか?この崖のような急斜面を登ってご飯の草を食べてます。左側にゆったりと座っている牛さんですが、見ての通りその先は急斜面。ここらの牛は酸素も薄い中で急斜面を登ったり、下ったりしているのでかなり運動能力がいいのではと。

昨日のハートの目印だったのですが、今日はオーストリア国旗の目印。ただ、ハートが珍しかったらしく、その後の日々はこのオーストリア国旗の目印ばっかりでした。

勿論、4時半に帰ってすぐにお風呂に。お風呂っていいですよね。僕の今住んでいるところにはバスタブがないので、さみしい。特に秋や冬にはお風呂にじっくりと浸かって本でも読みながら体を温めたい!!これ、秋と冬の幸せを感じる時だと思いませんか?

 

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