3つの言語が入り混じって

曇り空のはじまりで、”走るのどうしようかなー。”と思いながらも重い腰を上げて行ってきました。ヨーロッパにいると特に天候に感情が左右されやすいように思うのですが、気のせいでしょうか。前に書いた通り、ヨーロッパの秋は彩の秋ではなくて、グレーな色と冬の暗闇が濃くなってくる準備段階で、あまり心が浮き立つことがないんですよね。僕の朝の走り込みも、だから曇りの空だとどこか億劫になってしまうんです。

それなのに、きょうは走り始めてから調子がよくてベストタイムを更新できました。今までは10kmを46分3秒でなかなか45分台に行けなくて、もがいてたんですが。一気に僕の目標だった45分を切るというタイムまで短縮されて44分55秒。頑張りました。さいごの1kmは、”これは好タイムかも。”っと思って猛烈なダッシュで、1km区間のタイムの中で一番早いものに。今度は43分台を目指そうかな。

走ることって、僕にとってはほかの人とコミュニケーションをとるという事でもあったりします。ハイキングとかでもそうなのですが、道を通り過ぎる人に声をかけたりするんですよね。モインっていうだけなんですけど。モインっていうのは北ドイツで、ハロー!みたいなもので、もともとは朝だけの挨拶だったらしいものが1日中これでオッケーという便利な単語。

見ず知らずの人に声をかえけるのはそこまで苦ではないので。これは小学校の先生に感謝。僕は日本の大きくはない田舎で育ったので、誘拐とかの心配もなかったんですよね。それだからか、学校では挨拶運動と言うものがあって、これは登下校時に大人の人に会ったら、”こんにちは。”って言いましょうという活動。なので、他人に挨拶するのがそこまで苦ではないのです。

ロンドンの時は大都会なので、他人には挨拶せずに無視するのが一般的みたいなのがあるので、しなかったのですが、ここに来てからは挨拶をよくしています。もちろん、街の中ではしないんですけどランニングコースの田舎道で出会う人とかには、相手を見てですが声をかけてます。時にものすごく笑顔で、モインって返されるときの嬉しさ。これ、だいたいにおいて中年のおばちゃん。こんな人に会うと、”ドイツ語頑張らなきゃな。”って思えるんですよね。

そんなドイツ語のお勉強も今日から変化しました。

この前までは携帯に有料のアプリがあって、それでドイツ語の基礎をしていたんですね。ものすごくいいアプリで、基礎編は6コース。1つのコースにレッスンが12-18あるんですね。内容も色々とちりばめられていて文法、リスニング、発音、単語が主な構成です。そのすべて一昨日おわらせました。ほかにもレベルアップのクラスや詳しい分野のコースもあるのですが、昨日で僕が買った期間が終わったんです。もちろん、また追加で買えるのですが、10月から1ヶ月ぐらいは日本にいるのでまた、帰って来てからでもいいなと思っていったん中止に。

なので、今は日本語の教材で勉強しています。

どいつごは3番目の言葉なので、便利なのが英語からと日本語からドイツ語にアプローチできること。ドイツ語は英語よりの言語なので、英語での説明のほうが文法的にもわかりやすく入ってくるのですが、日本語とドイツ語の共通点もあるんですよね。例えば語順の並びが日本語に似ているとか、ここは日本語で考えたほうが英語よりもスムーズに頭に入るなとか。

なので、今回は日本語の教科書でドイツ語に。やっぱり、アプローチの仕方も違うから、”え、最初からこれを覚えるの?”ってとこもありますが、読み進めるとなるほどなって思えるんですよね。やっぱり、日本語とドイツ語は言語家族が一緒ではないので文法や分の構成がまずきて、そこから学んでいくことに重点が置かれるように思います。そのぶん、英語からは似ている言語なので文相をみながら、”ほら、ここは英語と一緒だよね。”みたいなアプローチが多いかと。

だから今は頭の中がこの3つの言葉で埋まっていて、時にユリ君に喋っているのに日本語になったりするんですよね。けど、この混乱が少し面白かったりします。だって自分の意思とは関係なく言語が出てくるんですから。

さ、頑張ってドイツ語マスターしよっと。これが僕の使っている日本語の教科書と、英語で学んでいるのがBabbelっていう言語勉強アプリです。

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