僕らの未来

寒さも和らいできて、氷点を下がることなく2度。暖かい。はずんんだけど何となくマイナス9度の時の邦画家の中が温かかったように思うのは僕だけ?外の凍った運河の様子も今日のほうが冷たさが伝わってくるのは僕だけ?そんなことをインスタグラムであげて、その後は走りに行ってきました。そして納得。うんうん。やっぱりあったかい。風も吹いてけど軽く汗をかく位の温度があるもんね、今日は。予報だと週末は最高気温がなんと10度までも上がるとの事。楽しみです。

さて、昨日のゲイカップルの養子縁組のブログを書いていろいろと考えるところが多くて。今のゲイ事情っていうのでしょうか。

僕は長らく日本に住んでいないので、日本の事はそこまでわからないのですが、ヨーロッパはゲイであっることはもう当たり前感があって、”僕ゲイです。”っていうカミングアウトでなくて、”僕の彼氏がね。”みたいな日常の会話で、”あ、彼はゲイなんだね。”ってわかるのが一般的。確かに異性愛の人が、”僕は女性が好きなんです!!”って公言されてもしょうがないですしね。カミングアウトがこのような形でなくなっていくと言う事はいい事だなって思います。

後は圧倒的に同性愛の芸能人が増えたことですよね。スポーツ選手も含めて。そしてその人たちが家庭を築いているというのもいいなって。90年ごろって、ゲイは独り身で寂しく死んでいく、それならば死ぬ前に遊び倒せ!パーティー三昧!!みたいな感じがあったけどそれも変わってきたという事ですね。ドラマや映画でもゲイのキャラクターが多くいるし、本当に日常化しているこの21世紀。

そんな時代を10代で過ごすゲイの子って何を感じて生きていくんだろうなって、ふと考えてしまいました。だって、ヨーロッパだと同性婚も出来ると国が多い、と言う事は”将来的には素敵なパートナーと一緒に住んで、養子を2人ぐらいもって幸せな家庭を築いていきたいな。”って夢を持つ子もいるわけだろうし。実に興味深い。

僕が10代の時は日本の田舎で育ったこともあり、ゲイの人に会うなんて皆無で。ゲイのものと言えば海外の映画や小説で、そこに自分を重ねてみたところが大きかったように思います。あの頃の話はどれもハッピーエンドではなかったんですけどね。病死とか、自殺とかのエンディングが多かったな。それもあって、僕が高校を卒業した後にアメリカに行ったんですよね。自分の仲間がいる土地に住もうって意気込んで。結果それは成功を奏して、今い至るわけなのですが。

だけど10代と言い、アメリカにいる時と言い、自分が結婚をするんなんて思ってもいなかったんですよね。結婚=異性愛者の方程式しかなかったから。だから、自分の将来に好きな人の生活は想像してたけど、いつかは1人なんだろうなって思いもあったのは事実。

それが数年後にイギリスにわたって僕はミニとシビルパートナーシップ(同性婚とほぼ同等のもの)を結ぶわけなのですが。これも、なんとなく突如をして決まった感じが。ワーキングホリデーのビザが切れてじゃ、イギリスに残ってミニと一緒にいるには学生に戻るしかないのかと考えていた時に、ミニが”これからもずーっと好きなんだし。シビルパートナーシップを申請しようよ。”と言われて、そっかそう手もあったのか。と気が付いたくらいに僕の中に誰かと法の下で一緒になるという考えすらなかったんですよね。

日本はまだ社会に出て自分のセクシャリティーを公にするのは難しいし、同性のパートナーの権利なども認められていないところが多いのが現実ですよね。けどもしかしたらあと10年後には今のヨーロッパの現状が日本にも訪れているかもしれませんね。

時代って変わっていくものですね。その時代の転換期に自分がいて、それを体験できるって本当に幸せだなって思います。

 

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