サヨナラを、今日。

ロンドンは朝の6時45分。今ミニの家のロフトの部屋にいて、このブログを書いているところです。このロフト、いつもならば窓から遠くの牧歌的な景色が見れたりするのですがグレーの薄い雲が辺り1面を覆っていて、気温もTシャツだけでは肌寒さを覚える温度。最近の話しでよくされるのも、”夏はもう、終わってしまったね。”というものばかり。イギリスやドイツはあとは9月の中旬などに突然に夏が戻ってきたかのような気候があるので、それが今年も起こらないかと期待するのみです。

日本はまだ夏の真っ盛りなのでしょうか?日本でいうと真夏というのは7月8月ですもんね。残暑が残ってみなさんまだ暑さの中で菅されているのだと思います。

そう思うと、世界のどこにいるのか、どこで育ったかで夏へのイメージも違うというのは面白いものです。日本の夏は7月8月。イギリスだと、6月も夏に入ります。そして、8月の終わりは秋というより晩秋の気配が。南半球では季節が逆ですから、今は真冬ってことなのかな?そう思うと”夏”って言葉を共有しているけれども、その概要は似たものでもディテールは人それぞれ違ってくるのかもしれませんね。

そんなロンドンの天気とも少しの間はお別れなんだなって思うと、これもまた愛おしいかなっても思うのです。

ブログの最初のほうを読んで、”なんで、ミニちゃんの家に早朝からいるの?”って思われた人もいるんじゃないでしょうか?実はね僕の前の家を出たんです、週末に。ミニとマーロン君に手伝ってもらって引越しをして、今日までここでお世話になっているというわけ。

じゃ、この次はどこに?って多分ほとんどの人がどこに行くのかはわかっていると思うのですが、、、、、。

ドイツに引っ越すことにしました。

イギリス生活が今月で丸11年。数年前までは、”イギリスが定住の地かな。”人生ってふとした出会いで変わっていくものなのですね。確かに、今思ってみるとイギリスに来たのもイギリスが物凄く好きだったから来たのではなくて、ミニちゃんと出会ったのがきっかけ。そして今は、イギリスは僕のアイデンティティーの重要な部分を占めているようにも思います。

日本、アメリカ、イギリス、そしてドイツ。僕にとっては4カ国目となる新拠点。向こうに行ったらドイツ語の勉強をして、一般生活を送れるくらいは喋れるようになりたいというのが今のところの目標です。

不安がないと言ったら嘘にはなるけれども、好奇心が大きい方が確か。アメリカで、イギリスで生活始めた頃のほとんど何もわからない、何をどのように伝えればいいのか、どのようなシステムで地域があるのかをわからずに、おどおどとなりながらも少しづつ馴染んで自分の立ち位置をまたゼロから作り上げていけるというのは面白いし、この年になってそのチャンスをもらえたっていうのは本当にありがたい。ただ時々出てくるんですよね、不安も。”36歳で今あるものからサヨナラをして、また頑張れるのか?”、”ユリ君との関係は、ずっとうまくいくのかな?”とか。

けど、起こってもいない未来を心配しても仕方ないですしね。一般論に負けずに、自分を信じて新しい人生を歩いていきたいと思います。

イギリス、今までありがとう。

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