ここは魔法の国なのか?

寒さがちょっと緩んできたかなと思える今日この頃。”もうすぐ春かなー。”なんてのん気に考えていたのですが新聞では2月の中旬にかなりの寒さが戻ってくるということ。まだまだ春へのカウントダウンとはいきそうにないようです。

さて、ドイツ旅の話に戻ります。ミュンヘンのBMWワールドに来て、車を受け取った僕たち4人。ここから始まるのが900kmの長旅です。900kmって言ってもピンとこないですよね。グーグルマップで調べたら東京から函館、西に向かうならば東京から山口くらいの距離だそう。

高速道路をつくと早いのですが、車に詳しいD君曰く、”新車はいろいろなスピードで走ったり、ブレーキなどを使えるような一般道をまずは走って、車を慣らすべき。”との指導があり、一般道進みます。

南ドイツは北と違って丘陵があり山育ちの僕としては懐かしい眺め。途中で、”ここあたりは夏場はビールのホップがたくさん育つ。”とか、”この地方は要塞として発達したお城が多くある。”などドイツ人3人からいろいろなことを教えられながらロードトリップは続きます。

ちょうど半分過ぎたところでストップ。D君の家がドイツの中間あたりにあって、そこで僕たちは止めてもらうことになっていたんです。新婚さんのD君。本当は僕も彼の結婚式に参加をする予定だったのですが、ぎっくり腰で参加できず。やっと、奥さんにも会えました。馬と愛犬をこよなく愛する奥さんのパスタでディナーを。最後にはお手製のチョコレートムースがデザートに。

D君が住む街、Marburgには薬学や医療の分野の学校が多い大学都市。しかもその歴史も古く、1番古い大学は1527年に設立されたのだそうで、もうあと10年もすれば500年という長い歴史を持つ街です。だからなのか、雰囲気がものすごく魔法学校の感じがあるんですよね。そうイギリスが誇るハリーポッターの世界のように。

D君たちが結婚したのはこの街の小高い丘の上にあるお城。”夜の景色が綺麗だから、行こうよ。”と誘われて夜のお城へと。そこからはこの街の一棒が美しく見渡せます。

 

ここから見える景色が、現代っぽくないですよね。ものすごい細小道や昔ながらの建物がタイムスリップをしたような感覚に陥らせてくれます。

お城も、綺麗というよりかはどっしりとした力強い感じでした。特に夜のライトアップで見たのでそのように感じたのかもしれませんね。

 

そのお城から下って行くと旧市街のメインストリートに。ここにはお土産やさんだったり、本屋さんだったり、レストランが。D君と奥さんが結婚式の後で開いたカクテルパーティーの会場となったバーへ。ここで一杯飲んで帰ることに。ここのカクテルが本当に美味しくて、しかもそこまで高くない良心的なプライス。

みてください、この旧市街の街並み。ハリーポッタの街に迷い込みたいのならここがオススメですよ。

実はこのためだったんです

今日はミニちゃんの家に出かけていました。ちょっと昔のご近所さんに用事があって、2人で出かけてきました。その後、ミニの家でマーロン君と合流して夕飯を食べて帰ってきました。今週末は撮影にお出かけといろいろすることがあって疲れたというのが正直な感想なんですよね。来週は毎日仕事なので、ちょっと疲れが残っている感じなのですが頑張ります。

さて、この前のドイツ旅行はユリ君の誕生日をお祝いするためだったのですが。では、なぜわざわざ来たドイツからはるばる南のミュンヘンまで来たのか。

それはここです。

 

この写真で何処かわかりましたか?ここBMWワールドなんです。実はユリ君の誕生日のこの日、ユリ君の車が納車の日とたまたま重なったんですよね。それではるばるBMWの本社があるミュンヘンへと赴いたわけなんです。

ユリ君初めての自分の車で、かなり前からテンションが高くて自分が買う車のユーチューブのビデオなんかを僕に送ってくれたりとかしてました。確か注文したのが2ヶ月前だったのかな?自分の好きなオプションをつけてお気に入りの一台となったようです。

僕が驚いたのはこのBMWワールドの豪華さ。1階は最新のBMW傘下の車達がずらり。(BMWはミニやロールスロイスも持っているんですよ。)ここではいろいろな体験コーナーやショップもあり誰でも入れます。2階部分は納車のスペース。陸上競技場のような円形の回周コースがあってその縁の中には納車される車が一台ごとモーターショーの様な回転する円形の中に駐車されています。そして3階が、車を取りに来たお客さん専用のラウンジ。ここがね、凄すぎました。

お客さん専用エレベーターで着くとそこはまるでホテルのロビーの様。右側は高級感のある家具で商談ブースが並んでいて、右側は無料のビュッフェ。飲み物の種類も恐ろしいほど豊富。その奥はまるで高級アパートのリンビングのような空間が何箇所もあり、そこでゆっくりと過ごせるようになっているんですよ。これは、頑張ってミュンヘンに来た甲斐があったなって思いました。

これは3階からの眺めで、一番奥に見えるのが1階部分。手前のところが納車スペース。その前に見える階段を降りて自分の車を見に行きます。

納車スペースもこんなにお洒落で、ゆったり。ユリ君が担当の人から説明を受けていたのですが、ドイツ語でしかも40分ぐらいかかったので僕は1人でうろうろとしてました。

そんなユリ君の車がこれ。

ドイツ人らしくハイブリッド車。しかも色々なオプションがついてるので、どのボタンを触ればいいのかわかりはしないんですよね、僕には。コンピューターが得意なユリ君は問題なさそうですが。

この素敵な車に乗って北たドイツへ違い旅路が始まったのでした。その話はまた次の機会に。

晴れ男の面目を保てるか

寒さが少しだけ緩んだ感があるロンドン。曇り空の日曜日ですが、風の中に春の気配を少しだけあると思うのは僕だけでしょうか?

皆さんは、晴れ男、晴れ女ですか?それとも、出かけるたびに傘が必要な雨男、雨女?僕は、自分は晴れ男だなって、自負しているんですよね。

大体において、天気はいいし雨の予報でも、出かけるときは曇り空でも雨は止んでいるという状態が多いので、そうだなんって思うんですけど。だけど、一番にそれを感じたのが5−6年前に日本に帰った時。

羽田空港から熊本空港に向かう時にアナウンスが。九州地方、特に熊本空港上空が雨で視界が悪く欠航になる可能性があるとのこと。一時帰国で2週間しかない時間を無駄にしたくないなって思っていたんですよね。その20分後、”飛行機は飛びますが、熊本に着陸は無理なので、福岡空港かその周辺の空港に到着変更となります。”と。一安心だけど、福岡だったら、その日は阿蘇に帰れないなって思っていて搭乗。その後も四国中国地方を飛んでいる時は福岡到着のアナウンスが流れていたんですが、、、、。

突然に、熊本空港の雨が小康状態に。今ならば着陸可能だというGOサインが!!無事に着陸。到着後、また雨足が強まって本当にその時だけ雨が弱まってくれたんですよね。有り難いことです。

そんな晴れ男、最近冬のロンドンでの郊外撮影が何本かあって、、、、。冬のロンドンは本当に小雨が多くて、しかも青空を見れない日がかなりなくて、青空見るとみんなが、”うわー。”って言うほどなんですよね。

だから、クライアントにも”天気は前が降らなかったらラッキーだと思っていてくださいね。”って伝えるのです。けど、内心は素敵な晴空をバックグラウンドに撮りたいなって思うんですけどね。

そんな昨日は、外での撮影。予報は曇り空で小雨が時々降る可能性もありとのこと。9時半にロンドンに着くと顔に当たる小さな雨粒。”これは困った。晴れ男の力も終わりかなー。”って思いながらクライアントの宿泊するホテルに。”雨がおさまるまで、ホテルで撮影をしましょう。”っという提案をしたところ、窓の外がだんだんと明るくなっていくじゃないですか。

外は突然に太陽と、真っ青な青空が!!

僕も、クライアントもテンションが上がるのを感じました。太陽って本当に人の気分を上げてくれる何かを持っていますよね。

それから外に出て、4時間ほど撮影をしたのですが雨に遭うこともなく、晴れの天候で撮影を終了できました。本当に、有り難い。撮影が終わってホテルの道のりには小時間ですが雹が降りました。素敵な天候で、素敵な写真も撮ることができて、晴れ男の面子を守ることができたようです。

マイナス12度の世界

寒い日は家の中で過ごすのに限りますよね。朝起きるのが最近は本当に苦手で、いつまでも暖かな毛布に包まれていたい衝動と、起きなきゃ間に合わないよという感情のはざまで毎朝、戦いが起きています。

そんな寒い寒いと言ってばかりですが、気温的にはマイナス1−2度。北国の人に笑われちゃいますよね。

さてドイツ、意外とね南の方が寒いんですよ。面白いでしょ?北は海面とほとんど変わらない高さの平地なのでそこまで寒くなく、南に行くと山々が増え標高が上がってくるのでマイナス10ぐらいになることも。

ブレーメンから高速列車で向かったのがドイツで人口が3番目に多いミュンヘン。1970年代にはオリンピックも開催されました。電車の中でユリ君が、”ミュンヘンはマイナス10だから、寒いよ。”との言葉にドキドキ。優しいユリ君、僕ようにヒートッテックなインナーを上下用意してくれてました。これが温かいこと。

それでも、乾燥した冷たい風には長時間耐えられるのは無理ですよね。途中で、”寒い寒い寒い。”と念仏のように唱えていました。

だって、見てこれ。街中の噴水がこんなにも凍ってるんですよ。

どことなくこの彫刻も不機嫌そうな表情で水を吐き出していると思いませんか?

ホテルに戻って仮眠をとってほっと一息。そして、最後の参加者D君が仕事が終わって僕たちに合流。バイエルンに来たからには、その土地の美味しいものを食べないとね。ビールが有名なドイツ。特にバイエルン地方はビールの種類が豊富。なんでのこの地方だけで700ぐらいの醸造所があり、これは世界で1番の密集度なんだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みてください、このビールジョッキの大きさ。これは1リットルサイズ。さすが、ドイツ人ビールの消費量がハンパない。僕はこれとローストされた豚肉と黒ビールベースのソース、ジャガイモのぷりぷりとしたダンプリングにサワークラウトとどれも絶品。ドイツ料理は美味しいですねー。だからビールも進んで、もう一杯この大きいジョッキのを頼みました。

”いやー。飲むの好きだね。”って言われそうですが、上には上がいますよ。これがその証拠。

綺麗な夕日を撮ったように見せかけてとった証拠写真。地面は雪というか氷で、気温はマイナス12度。それなのに、この人たちのテーブルの上にあるのは冷たいビール!!ドイツ人、ハードコアですね。

真夜中のユリ君の誕生日になるまで4人でホテルのロビーで待って、12時とともに”お誕生日おめでとう!!”って言って小さなお祝いを。(ティーンエージャーみたいですよねー。)

そしてその次の日がこの度の本当の目的なのですが、それ次回のお楽しみに。

思い出の都市、ブレーメン

寒さが厳しいロンドンですが、明日からは気温は回復しそうなので、そこまで完全防寒で臨まなくてもいいのかもしれないなと淡い期待をしています。実は土曜日に外で結婚式の前撮りがあるので、花曇りでそこそこの気温があって欲しいなって願っているんですよね。自称、晴れ男なので、今回もその名に汚点がつかぬように頑張ります。

さて、先週に行ったドイツの話に戻りますね。

毎回ユリ君の家に行くときはブレーメンに飛びます。なぜかというとここが彼の家から一番近いから。この1年でかなりの数、訪れたので親しみも湧いてきているこの都市。ここ、ユリ君にとっても懐かしい場所なんです。彼の出身大学がブレーメンで、ここで一人暮らしをしていたんです。今回は時間があったので彼の過ごしたブレーメンの生活をたどってみました。

ブレーメン、ドイツでは10番目に人口が大きい都市で54万人が住んでいます。日本の広島市的な位置ですかね。(けど、人口の数は広島の方が倍なんですけどね。)昔、学校で習ったハンザ同盟の加盟都市でハンブルクと並んで今でもこの2つの都市がドイツの自由ハンザ都市となっています。

そこまで大きな都市でもなくて、歴史も感じさせる建物が数多くあって素敵な街だなっていうのが僕の感想です。その街のシンボル的建物が並ぶ広場。

 

ここにはブレーメン大聖堂や市庁舎があり、古きヨーロッパの美しく荘厳な建築物に圧倒されます。

 

こんな風にユリ君も大学生時代はこの都市の中を颯爽と歩いていたんでしょうね。彼が学生時代に行っていたというピザ屋さんで昼食を食べ、その後、通りの中で濃厚なカカオの匂いがしてユリ君に聞いてみると、”チョコレート工場だあるんだよ。”とのこと。その直売店があったのでそこでお土産を買って、街を散策。ユリ君が歩いていて指をさして教えてくれた大きな建物、よく見ると見慣れたマーク。イギリスでは名の知れたBeck’s Beer。これはブレーメンで作られているのだそうで、驚きました。Beck’sって響きがドイツっぽくない(僕の主観ですが)のでまさか、ドイツ、しかもブレーメンだったとは。世の中には知らないことがまだまだたくさんありますね。

さて、大聖堂。中に無料で入れるんですよ。落ち着いた感じで、天井も高く、まさに神が見守る場所にぴったりの雰囲気でした。パイプオルガンが流れていて、地下にある静寂の間にいても聞こえてくるその音に、昔ここで祈りを捧げていたであろう人々の姿が浮かび上がるように感じました。

 

教会、そこまで見に行ったりしないんですけど、ここが一番かなって思った場所でした。

ブレーメンは商業都市として発展をしたので有名ですが、その歴史は古く8世紀には商業都市として機能していたようです。ですから、昔の建物、しかもお伽話から飛び出したような可愛らしい建物があちらこちらで見れるのは贅沢だなって思います。

そんなブレーメンで一夜を過ごし、朝7時15分のICEに乗車をしてユリ君、T君、そして僕の3人はドイツの南へと向かったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またしても、、、

あれ、最近またブログが上がってないぞ、、、、サボってるのかな?って思っていらっしゃる方がいるのかも、、、。

サボっていたんでなくて、また出かけていました。昨日の夜中に帰ってきて、朝6時半位起きて仕事を終えてやっと、一息で今ブログを書いているところです。

また出かけるということは、、、。大体の皆さんが僕がどこへ行ったか察しがついているのではないかと思います。そう、その通り。

 

この大聖堂が目印で、動物4匹が仲良く音楽隊を目指して、結局は着かなかったブレーメンですね。

今回もユリ君を訪ねたのですが、今回はいつもとちょっと違う理由なんです。それは1月21日に関係があって、この日はユリ君の誕生日だったんです。まだスカイプでしか知らなかった去年の誕生日とは違って、その場で”おめでとう”を言える幸せを味わおうと行ってきましたよ。ユリ君もある一大イベントがあるのでそれに僕を参加させたくて、呼ばれたのもあるんですけどね。それは後ほど。

まずは、”ただいま” 程度のご挨拶で。

早くも、2017年オススメの人が。

寒さが厳しいってよく言っているのですが、日本の方がかなり厳しそうですよね。ロンドンは寒いと言いながらも基本的に多くの家が2重窓で、セントラルヒーティングが完備されているので、意外とそこまで寒くないんですよね。

僕が子供の頃はテスト勉強をするためにファンヒーターを1階から2階までわざわざ運んで部屋を温めてました。だけどあまりに寒い日は朝起きる時に吐く息が白いことも。だからか、寒さへの抗体は強いんではないかと思ってます。少し寒いくらいが頭が冴えるので、あまり室温を上げないようにしてるんです。けどこれ、裏を返せばただの貧乏性ですよね。

 

最近、お笑い芸人さんで、ゆりやんレトリィバァって人が活躍しているみたいですね。まずは僕のユリ君と似たような名前だから見たのもあるんですが、本当におもしろくて、通訳師モカは最高ですよ。”あー、いるいるこんな人。”、”アメリカの風、吹かしまくりだよねー。”ってよく納得もでき、しかもその大袈裟具合が最高におもしろくて。後、彼女独特の”間”が、僕の中ではかなり大ヒットで。

このモカごっこを職場でやるんですね、最近。というか、僕が一人でしてるんですけど。みんな海外に住んでいる日本人なので、この面白さがすぐに感染するらしくて、時にモカ風で仕事をしてます。将来的には、働いている人みんながモカ風でしゃべると面白いんというのが、僕の今年の野望です。

お疲れ様

寒い朝。だけど、東の空は地平線には雲が固まっているものの、空のほとんどは雲がなくてもしかしたら太陽が顔を出すのがもう少しかなっていうそんな期待も。

イギリスでは昨日はBlue Monday。”青い月曜日?”って思われるでしょうが、これはこの日が一年で人々が最もテンションが下で過ごす1日なんだとか。このブルーマンデーは1月の第3週の月曜日。

なぜかというと、年末のクリスマス、年明けを迎えて家族や友達と楽しく時間を過ごしたのも少し前に感じ、1月の3週目ごろ位は新年にたてた抱負も何かとおそそかになりがちで、そんな自分に落胆している状態なのだからだとか。それに加えてイギリスの冬は日照時間も短く、暗闇の中起きて、仕事から家に帰る時も暗闇と気分も落ち込んでしまう。そんな日曜終わりの月曜日はどうしても機敏が上がってきませんよね。

そんな1日、どうなるかな?って思ったんですが、何事もなく乗り切れた。って思ってたのですが、、、。

今回は僕の脳みそより、体がそれを感じていたようで、、、。

仕事が終わって、夕飯も食べて、”ちょっと勉強をしよう。”と思ったら突然ものすごい睡魔に襲われて目が開かないくらい。これはダメだと思ってシャワーを浴びて、すぐにベッドに。

今朝はいつもよりも30分ベッドの中で長く過ごしました。体はどうやら疲れているようで、今のうちに休めさせてあげなきゃなって思っているところです。

Please Like Me

ブログのタイトルが今日はちょっと凄いけれど、そのことは後にして。

日本の皆さん、寒いんでしょう?今日母に電話をしたら、明日の朝は氷点下7度とのこと。ロンドンって緯度的には北海道の稚内よりも上にあってサハリンくらいの位置なんですよね。だけど、暖流のおかげ度マイナス1−3度くらいが最低。だから、マイナス7度は未知なる世界です。

予報であった雪も降らず、雨がさみしく降るばっかり。しかも今週末はすることが山のようにあって、それなのに何故かのんびり感が体から抜けなくて、困ったちゃんでした。どうにかやることは終えて、あとはそれに向けての準備なので頑張ります。2月の中旬には少し息抜きができるのかな。

もちろん、週末ですので息抜きもしたんですけどね。

 

 

最近見ているドラマ。オーストラリアからのドラマで、雰囲気が好きなんですよね。

そのドラマのタイトルが上のブログのタイトルにあるPlease Like Meなんです、

アマゾンプライムのドラマにあって、何気なく見てたら面白くてシーズン3を今見ているところ。シーズン2はちょっと嗜好が変わって僕的にはダメだったのですが、シーズン3でまたシーズン1の色合いに戻ってきてくれてほっと一息。

主人公はジョッシュ。24歳で、シ〜ズン1ではストレートで始まるんですが、次第に自分がゲイだということに気がついてそこから始まる物語。母親は夫との離婚で少しだけ精神病をきたしていて、一度とならず自殺を試みたことも。一人息子のジョッシュにちょっとだけ過保護な面も。父親は離婚後に大人の女性と関係を持ち、二人の間には子供も。ジョッシュの一番の友達はルームメイトのトム。どこか負け犬的な感じも時に漂う彼。

そんな人々のお話なんです。

これだけ聞くと、何かシリアスな社会派ドラマか、ドロドロ感のドラマかなって思ってしまうのですがそうではないんですよね。どこまでも一定の高さの明るさで物語が進んでいくんです。突拍子もなくハイテンションにもならなければ、突然に暗闇に突き落とされるような絶望感もなく、それがたとえどんなに悲しい出来事であろうとも。常に、心地よい明るさで物語が流れていくのは流石だなって思います。

各個人が時に家族であったり、他人であったり、愛であったり、仕事であったりに悩んで、苦しんで、それでも楽しそうに生きている。そんな姿が愛らしくてしょうがないんですよね。

こんなキャラクター達のように生きれるのがもしかしたら理想な生き方なのかなって思ったりもします。特に彼らがものすごく顔立ちがいいとか、お金持ちだとか、素敵な仕事をしているわけでもないのに。

けど、そこに本当の幸せがあったりするのでしょうかね。

人生の長さと、その質量

ぼそぼそと心細い雨音が屋根にかすかに響いていて、その向こうに広がる空は空虚のような白いグレーで寂しげ。冬の地に曜日の朝にぴったりなのかもしれないけれど、一人でいたら気が滅入ってしまいそうな感じがどうしても苦手。だから、妙にアッパーテンポな音楽を部屋に満たして気を紛らわせてみたり。そんな日曜日の始まり。

若い10代や20代の時には感じなかったことって、死という存在。

それが30代になって身近に感じるようになってくるのは何か不思議。その存在は日々の生活の中ではほぼ遠くにあってそこまで気をつけにのだけど、ふと気がつくと突然にその存在が真横にいて、不意に肩を組まれていたりするから逆にびっくりしてしまう。”え、そんな近くにいたの?って。

最初は自分が子供の頃から知っている芸能人が、病気であったり老衰であったりで亡くなることが多くて、”そっか、もうそんな年だったんだね。けど、もうテレビで見れないと思うと、残念だな。”ってというもので。

すると、今度は僕の祖父母がだんだんと年を取ってきて、みんなが80代を生き、だけど時に小さいものから大きなものまで病気を患って、それでも毎日毎日を生きていく。そんな祖母に言わせれば、”80になると、今までより死という存在が身近になって、それを連れ添いながら生きている。”感じなのだそう。

そして最近は、知人の人々の大病や、死。僕よりも10か、20ぐらいしか離れていない人が実際に体調を壊したり、病気の治療をしたり。しかも、津波が押し寄せるように一気に流れ込むその情報に押し流されそうになる自分がいたり。死というものは絶対に逃れられないもので、人間の定めとわかっているのだけれど、いざ目の前で”挨拶”をされると頭の中が真っ白になってしまう。真っ白というか、今日の空のような白い感じを混ぜたグレーで、その温度はものすごく冷たい。

今話題の映画、”この世界の片隅に”。ユーチューブーで予告版を見てみたりすると、ものすごく見てみたくなる作品。当たり前に生きていた人々が突然に戦争というものを経験して、だけど普段と変わらない暮らしがそこにある、それをきっちりと描いた映画と賞賛されている。その映画の舞台になっているのが第2次世界大戦には東洋1の軍港と言われた広島県呉市。

ここに住む祖父が最近調子が悪いのだとか。この祖父とは僕の35年の人生で2度しか会ったことがなく、”おじいちゃん”と素直に言っていいものか躊躇う感じもするんです。特に彼自身が自分の感情に素直になるのが苦手な部分もあるようで、大きな手を広げて”おじいちゃんだよ。”って感じでアプローチもないので僕も時に敬語だったり、そうでなかったりと距離感の難しさを感じることも。

そんなおじいちゃんが、もしかすれば向こうの世界に旅立つかもしれない。そんな時に僕の中にこみ上げる想いはなんとも複雑です。

人の命、長かったり短かったり、途中で病気をしたり、別れがあったり、失恋したり、苦しくて涙も出ないことがある、その中でも最後は、”あー。面白い人生だったな。”そう思って次の旅を始めれたらなって思います。