36歳で思うこと

昨日ブログを書いた後、日本に住んでいる母に電話をしました。

子供の頃までは誕生日というと授業中の僕の生まれた午前11時ごろになるのをウキウキしながら待っていて、その時になると心の中で、”うわー。10歳に今なったんだ。”って叫んだり。その後は家に帰って待っている誕生日ケーキやプレゼント。まるで6月20日は僕が世界の中心に回っているような錯覚を覚えていました。だから、誕生日の日は心躍るようなウキウキ感が大きかったんでしょうね。

36回目の誕生日。素直に、自分の人生を振り返ってみて、”こんなにいい人生を歩いてこれたのは、母が産んでくれたおかげだな。”って思って感謝を伝えるために朝方の日本に電話を。

僕の生まれた時の状況を聞いてみたり、子育ての大変さなんかを自分の母親から聞くのは新鮮でした。

陣痛が始まったけど、なかなか出てこなくて陣痛の合間に母親はウトウトしてしまうほどの長さ。あまりに時間がかかるので陣痛促進剤打たれるもそのせいでうまく調子が合わず苦しむ母。そして今もそうなんですが生まれる前から肩幅が広くてどうも産道で肩が引っかかって出てこれなくなってしまい、やっと生まれた僕は泣きもしない、仮死産。その後何も音を発さないのでお医者さんに叩かれてやっと泣いた僕。途中で酸欠状態になったためなのか、母親の前に現れた赤ちゃんの僕はしわくちゃで、真っ青のそれは、”かわいい”とは程遠い見た目だったのだそうです。

その後、もしかしたら酸素不足から脳に障害が起きている可能性もあるからとお医者さんに言われ、数件の病院で検査。これって初めての子供の子育てでも大変なのに、母にとっては追加のストレスだったんだろうなって。結果、問題なしで落ち着くのですが、、、。

次に現れたのが苺状血管腫。これ、赤ちゃんの時にできるもので、毛細血管の異常な増殖によって体に赤いあざのようなボコボコのマークが出てくるんです。僕はちょうど左の胸の腕に出てきて最初は小さかったそうなのですが、どんどん大きくなって色もどす黒い赤に。今でもよく見るとうっすら赤みを帯びているのですが、僕の2歳ぐらいの上半身裸の写真とかは虐待されて内出血をしてるのではないかというような大きな赤黒いマークがあってちょっと痛々しいほど。それも6才頃には今の薄さに。

6才になった時は川崎病を発病し、入院生活を送りました。僕は最初こそ怖かったのですが、そのうちに小児科病棟にも慣れて就寝前のおしぼり配りの係や、寝る前の放送をしたり楽しい思い出の方が多かったんですよね。漫画の上手な中学校のお兄ちゃんや、同い年の子供たち。みんな何でもなくあそこにいて生活していたのですがそれぞれに何かの病気と闘っていたんでしょうね。

そんなお気楽な僕とは裏腹に、川崎病って心臓に問題が起こることが多くて時には突然に心筋梗塞で死亡することもあるのだそう。また治っても長いあいだ病院に通って定期的に心臓に異常がないのか脈はちゃんと均等化などを調べなきゃいけない大きな病気だったのです。そのときの治療でその頃は保険適応外の注射(1回数万円)を五回ほど打って心臓の後遺症が残らないようにと決断した両親の気持ちを考えると心が張り裂けそうです。親心子知らずってぴったりだなって。

その後の定期的な検診で何も心臓に異常も見つからず、最後の健診のときは”マラソン選手にもなれる心臓だよ。”とお墨付きをもらって、そのお大病もせずに今に至ります。

36歳になって初めて、誕生日って自分を祝うことよりも産んでもらったこと、育ててもらったことに感謝をする日なんだなんって遅いながらも気がつかされた1日となりました。

36歳の初めての日、いいスタートが切れたようです。

 

あと10分で

金曜日の仕事終わりがまさかの夜に11時で、疲労困憊でベッドに。特に予定のない土曜日の朝なら9時頃まで寝ているのですが、そうもいかず、、、、。

実は土曜日から家のペンキ塗りをしているんです。日本でも部屋の内装を自分でしたりする人が増えていますよね。イギリスはその率が高くて、ペンキ塗りなんかは本当にどの家庭もするんですよ。もっとできる人になると電気工事や排水管工事までしてしまうことも。僕は怖いのでこれには手をつけませんが。

なので、週末全部で僕はペンキまみれの日々を過ごしました。昔の家ではミニと一緒にしていたのでそこまで苦だとは思っていなかったのですが、一人だと結構の重労働。

土曜日に歩いて15分のところにペンキやハケなどを購入。車があったら楽だなという重さを頑張って運びました。壁に軽くやすりをかけ、少し濡れたスポンジで埃や油分を落として下準備。今回は壁と天井はツヤを抑えた白で、階段の柵やドア枠は光沢のある白に。

土曜日は夜の10時過ぎまで、日曜日は11過ぎまで、そして今日は残りの部分を4時間ほどで全てが終了。壁や天井は真っ白で綺麗なのですが家具や雑貨が色々なところに動いていてその片付けがまだ、、、。もう少し頑張ります。

さて、あと10分。なんだかわかりますか? 今もうすぐで6月20日にイギリスはなろうとしているんです。

実は、僕の誕生日が今日なんです。今年で36歳。ブログを始めたのが29歳になった6月20日なので、8年もブログを書いていることになりますね。この8年間、本当に色々なことがありました。まるでジェットコースターのような人生で、この乗り物、一体次はどこに向かうのかなって自分のことながら面白く見ている部分もあります。

今までは自分が真ん中で、その真ん中での視線からしか物事を見ることしかできなかったけど、最近はちょっとだけ自分の物語を読者としてみることができることもあって、これは本当に面白い発見だなって思います。

ひとつの人、または物との出会いが、自分の思いもよらない世界に導いてくれることがわかって、時にはその新しい場所に恐怖を感じることもあるのだけれど、同じ場所に留まっていてもいつもの日常。その歯車でなく、違った歯車を他家kんできるということは人生の有意義な使い方なのかなってこの歳になって考えます。

あ、0:00。36歳になりました。

これからもみなさんとブログで、そして現実でも繋がっていけたらなって思います。

イギリスの厄年

今日は夏日のイギリス。外は夏服の人で溢れかえっていました。明日は数度下がるそうですが、週末にはロンドンは今年初めての30度越えと猛暑になる予定で、夏真っ盛りです。

そんな明るい日差しとは裏腹に、今朝は恐怖の陰で始まりました。起き上がって朝ごはんを食べながらBBCのニュースをつけるとそこには燃え上がった高層のビルが。ロンドンの西部、大きなショッピングモールがある近くの公共住宅である高層ビルでの火災が発生。話では4階部分で夜中の1時頃に発火、その後ものすごいスピードで20階越えのビルを一気に炎と煙が多い今も死者数も、行方不明者も何人なのかわからないということ。この高層ビルは120戸400−500人が住んでいるという話もあり、今の死者12人ではすみそうにありません。

今もBBCのニュースを聞きながらこれを書いているのですが、消防士の人が驚いているのが全ての階が中から全て燃えているということだそう。これって普通は起こらなのだそうです。確かに逃げてきた人の話では、逃げようとして家の玄関を開けたら共用の老化は煙で一杯で前が見えないほどだったということ。

イギリスはこの数ヶ月、マンチェスターでの爆発テロ、ロンドン橋での殺傷テロ、そして今回のビル火災と惨事ばかり。人間に厄年があるように国や地域にも厄年のようなものがあるのでしょうかね。

僕の地元である阿蘇もここ数年間厄年のようです。皆さんも記憶に新しい去年の阿蘇の地震。その前は阿蘇山の爆発に降灰、そしてその数年前には阿蘇谷で至る所で地滑りが起き、洪水に。今年は阿蘇に何も不幸が起こらないといいなと願ってやみません。

テレビをつけても、ラジオを聞いても、新聞を読んでも心が重くなってしまうニュースばかりのイギリス。何か明るくなれるニュースが聞ける日がすぐに来るといいのですが。

 

明日の遊びはこれで決まり

いつの間にか時間は流れて、月曜日。仕事に行くのが億劫になりますよね。僕が一番苦手なのは、朝起きてから仕事場に着くまでのあの時間。仕事の仲間にも、仕事も好きなんですが、月曜日は心の中に雨雲が立ち込めてることが多いのは僕だけではないはず。

週末は果てしなく長いように見えるけれど、一歩ずつ進んでいこうかな。と思う月曜日の夜です。

ユーチューブって、厄介者ですね。一度見始めると止まらなくなって中毒性が高い、高い。ここから日本の情報をたくさん入手しているのも事実でリアルタイムで日本で何が起きているのか、話題になっているのかがわかるのはありがたい話。

僕がアメリカに最初に留学していた時はパソコンも持っていなかったので、時々学校でヤフーのニュースを見ることしかなかったので、日本に帰った時に浦島太郎状態でした。それが今やイギリスにいながら、まるで日本に住んでいるような感覚で情報を得れるってすごいことですよね。テクノロジーの進歩なんですね。

そんなユーチューブで面白いものを見つけました。

これアメリカの有名なテレビ番組で、その中のコメディーコントなんですが、日本がテーマなんです。この場面を詳しく説明すると、設定は大学の構内テレビの収録、しかも真夜中の誰も見ないような時間帯。出演するのはこの大学で日本語を学ぶ学生二人。学生のテレビなので、顧問の先生が監視役として傍らに。この二人、日本のマンガ、アニメが大好きで、そこから得たリアクション、日本語的雰囲気の語尾に歌などを披露。途中でゲストに出てくるのはなんと、ケーティーペーリー。彼女、この大学のキティちゃん愛好会のメンバーなんだとか。説明が長くなりましたが、見てみてください。

 

もうね、面白すぎるでしょ。多分英語がわからなくてもリアクションの感じで伝わるんじゃないかと。日本語の教授は、”これは日本語ではないからね。愛のある人種差別っていうものがあればこれなんだろうね。”とのコメント。本当に愛らしいキャラクターで、僕は特にこの男性がゲストを紹介するときの感じがツボにはまってしょうがないんですが。

ちょっと、明日お店に行ったらこの喋り方とリアクションで遊んでみようかなって思ってます。

遠い土地に思いを馳せて

日曜の午後9時。もうすぐ夏至を迎えるこの頃のイギリスは、夕暮れを迎えるところです。東の空もまだ夜の色合いを出す前です。

今、夕暮れの時間を調べていて見つけたことがあるのですが、イギリスには夜がない時があるようなんです。なんでも。今年は5月23日から7月20日は夜という分類ではなくて、twilightで朝方または夜更けの薄明かりの時間帯なんだそう。

初めてこのことを知ったので、今もびっくりしてます。そっか、太陽が沈まない白夜があるところもあれば、夜と昼の中間を保ってまた日が昇るところもあるんですね。10年以上イギリスに住んで初めての発見です。

世の中にはまだ知らないことがいろいろとあるんですね。興味深い。

さて、寝る前に読んでいる本が変わりました。

幸せの国デンマークでの1年間を綴った本を読み終えた僕が次に手にした本がこれです。今回もKindleで読もうと思ったのですが、Kindle版が発売されていなかったので冊子で。表紙の写真が綺麗ななのは、冊子の魅力ですよね。

このお話は、イギリス人の夫婦の物語。カナダから始まり、アラスカを流れて最後はベーリング海に流れるユーコン川周辺を舞台にこの夫婦の冒険旅行を記した実話。旅の初めは犬と3人でカヌーと車で川や道なき道を通り、キャンプ。その中で現実と夢のギャップに直面して起こる希望と失望。そんな彼らの冒険の最終ゴールは自分たちがthe good lifeを過ごせる土地を探すこと。

まだ読み始めですが、今まで冒険とは無縁だったこの夫婦が3歩進んでは2歩下がる、そんな日々の中で葛藤し、励ましあう姿が微笑ましく思います。また、大自然の生活を送りすぎて時に街に出てきてその賑やかさ、便利さ、騒々しさに心揺れるのも面白いなと。

ロンドンの大都会で生活をしていると自分が自然界の中で生きているということをついつい忘れてしまいがちになります。そんな僕の心を大自然の真ん中に放り込んでくれる、そんな1冊になりそうです。

庭のためなら苦労も厭わず

週末。いい響きですね。それも土曜日の朝って最高ですよね。”今日と、明日で何をしよう。”ってワクワクして。今朝はそれに加えて窓の外が真っ青な空だったので余計に。

金曜の夜は疲れすぎで気がついたらまた、ソファーに寝ていて起き上がったら夜の11時半。金曜の夜は本当に電池が切れたように眠り込んでしまう悪い癖が最近あるように思います。

いつもの土曜日なら9時すぎまで寝ているのですが、今日は8時に起きて朝食もとって出かける準備完了。

実は先週にミニからメッセージが来て、”ガーデニングを手伝って欲しい。”との依頼が。ガーデニングというと聞こえがいいのですが、ミニがかった家の前オーナーが庭仕事をサボっていたらしく、ミニがかった時にはほぼジャングル化していた庭。少しづつ手伝いながら開墾してきて、だいぶ最終段階に近づいてきたんです。

 

1年ほど間にジャングル化した場所の草や木を掘り返して庭の片隅に放置していたのですが、今回ミニがスキップを借りてきたのでそこにすべての石、土、草を入れ込もうという力仕事に駆り出されたわけです。

ちなみにスキップというのは鉄で出来た巨大な入れ物と言えばいいんでしょうか。軽自動車一台の面積に高さがその半分ぐらいの大きな容器を想像してもらえるといいかと。これに不必要なものを入れて満タンになったら業者に電話をしてそれごと引き取ってもらうという仕組み。

この作業、ビニールシートのおかげですんなりと入らなくなったものをこのスキップに運び込めて終わったのがちょうどお昼過ぎ。なのでデリバリーのピザを食べて腹ごしらえ。ビールも飲んで、太陽の下で少し休憩。芝生で横になるのって気持ちいいですよね。

ミニに髪を切ってもらって本当は終わりだったんですけど、ミニが来た時に”この木の根っこを頑張って今掘ってるんだけどなかなか抜けない。”というのが気になってチャレンジすることに。

かなり深く穴を掘って途中で横に生えている根っこを切り、周りを壊して少しづつ根っこの包囲網を崩していく僕とミニ。こんなにも掘り下げました。

 

そして掘り上げたのがかなり大きな根っこ。

比較対象がなくて大きさがわかりづらいのですが、この根っこを持つのにも一苦労するくらいの重さで、左側のちょっと緑の部分が地上に出ていたところで後の茶色い部分は全て土の中に埋まっていました。

それだからか、家に帰った今ものすごく心地よい疲労感に包まれています。外での作業はやっぱり気持ちがいいものですね。

眠りに落ちるその前に

週も後半戦ですね。手を伸ばせば週末がそこまで。この時が一番高揚感があると思いませんか?

今日は半日の仕事を終えて、ちょっとだけと思ってソファーに横になったらいつの間にか眠っていて、教会の鐘の音で目が覚めました。2時間たっぷりと眠っていました。やっぱり体が最近、疲れ気味なのかな。その後にユリ君とスカイプをしたのだけれど、半睡の頭で申し訳ないほどの集中力。寝起きってぼけっとしていてダメですね。

その後、軽く夕飯をとってシャワーを浴び、穏やかな時間を過ごしているところです。今週の仕事も後、1日。頑張ります。

このブログを書き終えたら。ベッドに入って再び眠りに落ちるのですが、その前に僕がすることが。

日記を書くことと、もう一つがこれ。

 

このグレーのフェルトのケースの中に入っているのです。あるものが。そのものとは、、、。

 

Kindleでの読書。自分が電子本を持つなんて夢にも思ってなかったんですけれどね。僕は読書がものすごく好きで、子供の頃からたくさん読んでいるのですが。昔は電子書籍なんてないから冊子の本なんですよね。カバーの写真やイラストだったり、本によって違った厚みや重さ、字体。それをひっくるめたものが読書だと思っていたので、Kindleはずっと避けていたんです。”あれは本ではない。”って。

そんな僕の元にKindleはクリスマスプレゼントとしてユリ君からもらいました、もらってみると、”うわ。軽い。しかもこれに何百冊も入って電気もつくから暗いところでも読めるんだ。”と興奮気味に。僕って、誘惑に弱いみたいです。

イギリスに帰ってから、最初の本を購入。それが上に写真の左上にあるThe Year of Living Danishlyという本。イギリス人のジャーナリストがご主人の仕事でデンマークの田舎町に引っ越すことになり、そこでの体験を書いた本。デンマークって、ご存知の方も多いかもしれませんが世界の幸福度ランキングで常に1位、2位に君臨している幸せの国。

これは人口当たりのGDP、社会的支援、健康寿命、人生選択の自由度、などで数値化されてポイント加算でランキングが出るんですよね。ちなみにイギリスは19位。ドイツが16位で、日本は驚きの51位。アジアでのトップは22位のシンガポール、続いてタイ、台湾と続いています。

この寝る前の読書に実はKindleってぴったりだなって。まずはバックライトがあってどの体勢でも読めるし、あと軽いのでページ数の多い本だと手が疲れるけど、これなら疲れないところ。あと、よく途中で眠くなって腕を上げて読んでいた時なんかに途中で寝ぼけて本が顔に落ちてきて、どこまで読んだかわからなくなることが多かったので、この点電子書籍は優秀だなって。あと、わからない単語を内蔵の辞書ですぐ調べられるのは本当に助かります。

食わず嫌い的なものだったんだなって今は思い、電子書籍もハードカバーの本も楽しんでいるところです。

 

 

穏やかに過ぎる夜の時間

今日は長丁場の仕事だったので、家に帰ってきたら疲れを全身に感じました、僕が仕事の疲労感を感じるのは、仕事を終えて家に帰り着いた瞬間。ドアを開けて靴を脱いで、ほっと息を吐いた瞬間に全身を疲れが包む、そんな事が多いように思います。写真の仕事にしろ、テイクアウェーの店でも一定のテンションで(しかも少し高めで)働いているので帰り道まではその余韻でどうにか頑張れるのですが、家に着くと一気にその仮面が剥がれてしますようです。

ユリ君とのスカイプ電話の後にソファーに横になったら、いつん間にか眠りに疎開に落ちていました。だけど今夜は深眠にはならずに30分後には目が覚めて、その後シャワーを浴びに。立ち仕事を10時間してると体のあちらこちらが悲鳴をあげているのを感じます。熱いお湯に打たれながら自分で全身にマッサージを。特にふくらはぎ、足の土踏まず、肩と腕はぎゅうと押してやると軽い快楽的な痛みとその後に感じる血液の循環が心地いいんですよね。

それを終えて、今はラズベリーのジャムを入れてほんの少しだけ甘くした薄めの紅茶を飲みながら、このブログを書いているところです。

肌を伝うお湯と自分の指を感じ、口で甘酸っぱいお茶を楽しみ、雨に濡れた夜の匂いを嗅いで、また自分自身の時間を取り戻すこのプロセスが僕にとっては大事ことのように思います。

それと、もう一つ大事なことが。耳からも素敵なもの感じていたいじゃないですか。最近聞くのが、この音楽。

 

マックス  リヒターという作曲家。西ドイツ生まれのイギリス育ちと、何か僕の今の生活パターンにも共通して嬉しいんですが。彼の音楽は心の中にスーって入ってくる感じと、自分の中から奏でられる音楽のようなその相互性を持っているように思います。少しの恐怖と、懐かしさと、神秘さを小さな闇を混ぜて綺麗に並べた感じ。

この曲が、日本で最近公開された”メッセージ”という映画の中に印象的に使われました。映画もものすごくいいのですが、この音楽が本当に素晴らしくて。もし、見ていないのなら是非、映画館で。いい音響で聞くと本当に心と共鳴しますよ。

彼の作品の中でよく聴いているのはこの曲も入っているアルバム、The Blue Notebooks。この中には女性がカフカの作品の一部を音読したり、タイプライターの音などが入ってきたりで、これも粋だなって思います。

ちなみにその後に発表されたSongs From Beforeで朗読されるのは村上春樹さんの物語なんですよ。面白いですね。これには雨の音が入っていたりで情緒があります。

最近、歌詞がない音楽がすんなりと体に入ってくる気がします。これって年をとったっていうことなのでしょうかね。言葉のないメロディーに体を預ける楽しさを知れたというのは本当にいいなって思えます。多分歌を歌うのは自分の思いや願いを表現するけど、メロディーは心との共感が強いように思うのは僕だけでしょうか。

嵐のち虹

イギリスの天気って本当にめまぐるしく変わったりで、何を着ていいのか悩んでしまうんですよね。なので、夏になっても長袖や、ジャケットを着ることもしばしば。

先週まで暖かくて夏らしい気候だったのですが、今週は一転して冬のような温度です。朝の最高気温が10度。部屋の中でもひんやりとしています。ただ、窓の外には真っ青に晴れ上がった空が広がっているのは気持ちが良くて思わず深呼吸をしたくなるほど。

そういえば、昨日の天気が小さな嵐のような天気だったんですよね。横殴りの雨と、強い風。空は黒を帯びたグレーで、道行く人の表情も重めで。昨日は僕、仕事は半日なので午後の5時には家にいたのですが、さっきまで暗かった部屋の中が突然明るくなったんです。”お。太陽が顔を出したか。”と思って窓の外を見ると、、、。

 

物凄くくっきりとした虹が。虹って子供の頃はそんなに好きでもなかったんですが、最近はその色のグラデーションの移り変わりを写真で見るのが好きだったりします。

 

そして、よく見てみたら、、、。

ダブルレインボーでした。ダブルレンボーって見ると幸せになれるってよく言いいますよね。天気が悪かった日の締めくくりに、なんて素敵な終わりかた。

人生も、曇りや雨の日がある。だけど、それだから虹や晴れ上がった日などがもっと美しく、印象深く思えるんでしょうね。人生の雨も曇りも受け入れてこそ楽しい人生があるのかなって考えた昨日の終わりでした。

人生無駄があった方がね。

ロンドン橋でのテロが週末に起こり、その後の仕事はじめ。先週の暖かさはどこに行ったのかというほどの肌寒い始まりとなりました。道行く人々もどことなく他人の行動にをどこか訝しげに見ているような感じがしました。ちょっとした音に人が異様に驚いたり、と人々の精神もどこか研ぎ澄まされてすぎて過敏になっているようです。

そんなイギリス国民の心情のように空模様もどんよりと、そしてどこか嵐めいたような雰囲気が。どんよりと暗い雨雲と時折吹く強い風。今夜は一雨くるかもしれませんね。その雨の間かで静かに眠ろうかなって思いながらこのブログを書いています。

最近、母に勧めた本があって。それが、ハリーポッター。”え、なんで?”って思われすなんですが、、、。これって、児童書の枠を超えて大人も楽しめるんですよ。

例えば大人になるともっとわかる子どもの本ってあったりしますよね。”星の王子様”がその典型でしょうか。サンティグジュペリの人生哲学が散りばめられたお話。子どもの頃は、”ふーん。”って思って読んだものが、大人になって読むとその奥の深さに驚かされ、共感するそんな大人のための子どもの本。

ハリーポッターはこれには当てはまらないんです。

ハリーポッターの凄いところはその吸引力にあると思うんですよね。読み始めるとあっという間にハリーの世界に連れ込まれてハリーの世界が目の前に現れて、自分がそこに存在しているかのように感じるあの力。これはすごいなって、読み始めた時に思いました。

じゃ、なぜそれを大人が読むのか。

大人になると日常生活に自分自身がどっぷり浸かって、”あー、これもしなきゃいけない。あれもしなきゃいけない。”って生活に追われることってないですか?数字の計算だったり、効率力だったり、人間関係の駆け引きだったりを頭の中で考えるだけど、想像とか空想をする空間を脳から締め出していることって多いと思うんですよね。そして、その中で自分の世界を確立して”時間内に終わらない。どうしよう。”とか、”人生が思ったように動かない。”とか考えてしまって現実の海の中にどっぷりとそしていつの間にかに沈んでいく。

ここから引き上げてくれるのがハリーポッターだなって思うんです。まずはその吸引力。あっと今に魔法学校に自分が飛ばされて、そこで起きる出来事。素敵なこともあれば、恐ろしいこともあるハリーの世界。この恐ろしさを持っているところが、大人をも惹きつけるハリーポッターの魅力でもあると思うんです。子供のお話だと出てこないようなダークな部分が出てくるところ。”これは物語だからいいよね。”って思わせない力強さがものすごく素敵なんです。

皆さんも空想や想像、最近してますか?ちょっと精神的に疲れたな、と思っているのならこのハリーポッターがいいですよ。自分の想像力を増してくれるし、子供の頃に感じたワクワク感を取り戻すこともできるので。

実用書以外の本は時間の無駄だっていう人もいますが、無駄がある人生こそが面白う、またその無駄から得るものも多い気がするのは僕だけでしょうか?

やはり、雨が降ってきました。雨足の強さが屋根を叩く音でわかり、遠くの方では雷のような音も聞こえています。イギリスはこの雨の中で鎮静しているようです。

僕もぐっすりとこの雨に包まれて眠れそうです。